第112章 九州に行ってきました!その3 お相手:煉獄杏寿郎現パロ
ここは福岡県の端の北九州市で
目的地は北九州市だと言う事を
月城が伝えて来て
「すまなかったな…、月城さん…。
俺が…、竈門神社に行きたいと言ったばかりに」
時刻は13時を回っていたので
俺が竈門神社に寄って貰いたいと
言い出さなければ きっと
丁度お昼時にこの北九州まで来れていたはずだ
「でも…、あそこの神社に
行かなかったら、お揃いのこれ
買えてなかったから、私は
全然気にしてないですッ」
そうみくりがさっきの
竈門神社で買ったイチゴのお守りを見せて来て
他の3人も嬉しそうな顔をしながら
そのイチゴのお守りを見つめていて
「ええ、煉獄さんのお陰です…。
確かに時間は…、
使ってしまったかもしれませんが。
時間でも、お金でも買えない物を
買う事が…出来たように感じます」
辿り付いた場所は…
北九州市の一番端にある
山口県の下関市との県境の
門司港駅を中心とする門司港レトロ地区で
この辺りの一帯には
明治時代や大正時代の建物が
いくつかあり
コンパクトなエリアの中に集中しているので
ぶらっとお手軽観光にも持って来いエリアで
不死川の彼女が映えそう…と
あっちこっちの建物を見ては言っていて
レトロな雰囲気の写真が手軽に撮れて
インスタ女子…にも…オススメのエリアだが
黒のハイエースバンを
駅の近くの駐車場に停車させると
「では…、皆さんも…
お腹がお空きでしょうから…。
まずは…こちらの、門司港レトロエリアで
一番人気の門司港駅へ向かいましょう」
そうは言っても 今いる現在地から
目の前にそのレトロモダンな
門司港駅の駅舎は見えているのだが
「皆さんの目の前にありますのが、
門司港駅になります。こちらのレトロな
駅舎の方は2012年から、
約6年間を掛けて改装工事をし
現在のこの門司港駅の姿となりますが…。
大正3年にこの場所に移転新築された
門司港駅の2代目の駅舎を再現した物で。
東京駅と並んで、国の重要文化財にも
指定されている駅舎となります…」
そう言いながら駅舎の中に入って行く
月城の後を追う様にして
その大正レトロな雰囲気の門司港駅の
建物の中に入ると…
ふわり…と… 何か…
違和感の様な物を感じた
初めて来る 知らない場所なのに
ここ…知ってる…と 感じてしまって
いつかのどこかで見た…記憶と
その景色が重なる