第112章 九州に行ってきました!その3 お相手:煉獄杏寿郎現パロ
月城の話では…次の目的地は
車で1時間ほど掛かるとの事なので
女性陣は先ほどの竈門神社で買った
お揃いのイチゴのお守りを
それぞれのスマートフォンに付けていて
イチゴのお守りのついた
自分のスマートフォンを見せ合って居たので
楽しそうで…何よりだと
杏寿郎は自分の隣の
みくりの横顔を見ながら考えていて
ぱちっと…みくりがこちらに
視線を向けて来たので
目が合ってしまったのだが
にこっとその顔が笑顔になって
ほらほらとそのお守りを見せて来るから
「イチゴが大好きな奥さんの為の
お守りだな、…イチゴ守り」
「可愛いね、イチゴのお守り…」
「さっきのお店で、イチゴ大福を
沢山買ったの。皆で食べましょ?」
そう言って参道にあった店で買った
博多の大きなサイズの
特大あまおうを贅沢にまるまる1粒入れた
主成分がイチゴとおぼしき
イチゴ大福を甘露寺が振舞ってくれて
「そろそろ…、お昼時になりますし…。
次の場所で、昼食にしましょう。
次の目的地には観光スポットが
幾つかあるのですが、…もう1ヶ所
そこから足を伸ばして
行こうと予定しておりまして。
そちらの場所は、チケットの方
人数分手配をしておりまして。
予め入場できる時間が決まっているので」
その時間指定のチケットを
用意している場所こそが
月城がこの博多での旅行の中で
俺達をどうしても連れて来たいと
思って居た場所らしい…のだが
「何せ…相手は…自然の物なので…、
でも…、安心致しました…。
あちらの方が、皆さんの日程に
合せてくれた感じになっておりますので。
皆さんに…、美しい北九州を
ご覧になって頂けるかと…」
「ねね、雅ちゃん。
そこはさ…映えそうな場所なの?」
そう質問するみくりに対して
にこっと月城が笑顔になって
「勿論です、最高の映えを
この月城雅が、保証致します」
月城がそうみくりに答えると
びしっと親指を立てていて
それにびしっとみくりが
親指を立てて返事を返していて
あの不死川の彼女の
コミュニケーション能力の高さは
流石…だなと思ってしまうのだが
私達8人を乗せた
黒のハイエースバンは
竈門神社のあった大宰府市から
福岡空港の隣を通って
九州自動車道を北九州方向へ進んでいて
古河市…を抜けて…その先の
小倉市に差し掛かる辺りで