第112章 九州に行ってきました!その3 お相手:煉獄杏寿郎現パロ
そう不死川が…その神社と同じ名前をした
竈門炭治郎の事を言って来て
「そうだな…、炭治郎と同じ名前の神社だな…
月城さん、時間に余裕があれば…
その竈門神社とやらもおとずれたいんだが…。
俺の直属の部下に、竈門炭治郎と言う部下が居てな。
その神社のお守りを土産にしたいんだが…」
今日の福岡観光のスケジュールのプランは
月城が任せて欲しいと言っていたので
彼女に全てをお任せしていたので
断わられるのを承知でそう…申し出てみると
「ええ、構いません…、
では…、錆兎。予定を変更して
貰えますか?太宰府天満宮を参拝後に
宝満竈門神社に…向かって貰っても?」
「……予定を変更するのは…良いんだが…。
皆さん…は、竈門炭治郎…を、知っているのか?」
「何だ?…速水は…、
あの、竈門炭治郎を知っているのか?
俺と、不死川はそこまででも無いが…、
煉獄は…竈門とは親しい…筈だが…」
そう伊黒が錆兎の言葉に返事を返すと
はいはーいとみくりが手を挙げて
「炭治郎君知ってるーーー、
カナヲちゃんの彼氏でしょ?
爽やかで穏やかな印象でぇ、
心優しい、好青年って感じの」
ビシッと軽く不死川が
みくりの額にデコピンをして
「んきゃっ!痛いいいいっ
不死川さんが、DVしてくるぅうううっ」
みくりが自分のデコピンをされた
額を両手で庇う様にして押さえながら
ぶーぶーっと文句を垂れているが
あの不死川が本気でデコピンをすれば
痛いとも言えずにその場で
蹲って悶絶するだろうから
大分…ソフトなデコピンだった様だが
「うっせぇぞ、みくりィ…。
アイツの事ばっかり、良い様に
言ってんじゃねぇ…よ…ッ」
むううううっとみくりが
頬を膨らませて
睨みつける様な視線を不死川に送っていたが
その不死川の言葉を聞いてハッとすると
「にゃああっ、嫉妬?ねぇ、嫉妬?
もしかして、不死川さん…嫉妬してる?
ねぇ、ねぇ、してる?してた?してなかった?」
グイグイと不死川の襟元を
今度はみくりが掴んで
激しく不死川の身体を揺すっているが
当の不死川その人の方は
車の窓の縁に肘をついて外を眺めて
視線をみくりから逸らせていて
「きゃあああぁん、可愛いわぁ。
照れる不死川さん、素敵ね」
「オイっ、伊黒ォおおっ、
その…甘露寺ィ、黙らせとけえぇえっ」
「それは…断る、不死川…諦めろ」