第112章 九州に行ってきました!その3 お相手:煉獄杏寿郎現パロ
みくりと不死川のやり取りが
可愛い可愛いと言って
蜜璃が大喜びしていて
それを不死川が伊黒に何とかしろと言うが
キッパリと伊黒に一刀両断にされた訳だが
「……っ、…ふふっ、…すっ
すいませんっ、どうにも…、我慢が…ッ、
うふふふっ、ふふ…ッ、はは…ッ」
その賑やかなやり取りを見ていた
月城が目尻に涙を浮かべながら
笑いをこらえていたのが
堪え切れずに笑い出してしまって
その笑いが…今度は一度笑ったら最後
止まらなくなってしまったらしく
「すっ、すいま…せん、
あは…は、ふふっ、笑い過ぎて…しまって
でも、ふふふっ、どうにも…止められなくてッ」
あの研修の時のイメージと
大分違う彼女のプライベートな姿に
思わず杏寿郎と伊黒と不死川は
お互いの顔を見合わせてしまったのだが
「にゃははっ、ははっ…」
月城が笑ってる姿を見て
みくりまで笑い出してしまって
「バッカッ、みくりぃいっ。
お前まで笑ってんじゃねェぞォ。
お前は兎に角…、猫ォ、連れて来ぃいっ、
猫装備しとけェ。1匹じゃ足んねぇ、
3匹だァ。だら、
後で…ソフトクリーム買ってやら」
「ええええぇっ、いいの?
不死川さんソフトクリーム買ってくれるの?
ねぇねぇ、そのソフトクリームはさ」
「ワッフルコーンだろォ、分かってらァ」
ぽんぽんと不死川がみくりの頭を
そう言いながら穏やかな笑みを浮かべて撫でると
その様子を蜜璃がきゅんきゅんしちゃうと
大騒ぎしながら見つめていて
すかさず…新しいひよこまんじゅうを
蜜璃に伊黒が提供して
今は蜜璃はご満悦な様子で
隣の伊黒から提供される
無限ひよこ饅頭になって居るが
錆兎は錆兎で…その車内の光景を
ルームミラーで確認すると
自分の隣の助手席の月城と目が合って
にこっと月城が錆兎にだけ…
穏やかな笑みを浮かべて微笑みかけて来て
杏寿郎は…一番後ろの席から
その車内の光景を見ていて
隣に座っているみくりに
ちょいちょいと手招きをすると
何?と言いたげに
隣に座っていたみくりが
杏寿郎の方に耳を寄せて来るから
「……奥さん的には…今はどんな気分だ…?」
そう杏寿郎が問いかけて来て
みくりがハイエースバンの中の
一人一人の様子を見てから
視線を杏寿郎の方に戻して来て
「皆…楽しそうに見えるけど?」
「奥さんは、…楽しいか?」