第112章 九州に行ってきました！その３　お相手：煉獄杏寿郎現パロ

「俺から…君に、聞きたい事は…。
君と彼女との関係は…
仕事だけの関係か？と言う部分だが？」

その質問をした途端に
彼の纏っていた空気が緩んで
腕組みをしながらうーーんと
しばらく唸り声を上げていたのだが

「最初は…仕事１００だったが…、
知らない間に、５０・５０になってた…。
それが…どうだか、今となっては。
プライベートの方らしい、…感じだな」

「ハハハハッ、それを聞いて安心した。
速水…と言ったか…、俺の事は
杏寿郎と呼んでくれないか？」

「煉獄…、お前は…単純すぎる。
相手の話を鵜呑みにするな。
簡単に人を信じすぎじゃないか？
もう少し、警戒心を持ってだな…それに
彼とは、初対面だろう？もっと慎重に…」

俺達の様子を傍から見ていた
伊黒が顔を顰めながら言って来て
簡単に人を信用するなとネチネチを
嫌味らしい感じで言われてしまったのだが

微妙な空気になった頃に
月城が不死川達を連れて戻って来て

「お待たせいたしました、皆さん。
定刻より、８分程超過しておりますが。
お車…の方へどうぞ…、ご移動を…」

すっと月城が腕時計で現在時刻を確認して
出発予定時刻より８分超過してると
そうこちらに告げて来て
有無を言わさないで全員を車に乗せると

そのまま…不死川達とは
ロクに会話も出来ないままで
俺達８人が乗った車は
福岡駅を出発して…このまま
車で２５分程で最初の
目的地に到着すると月城から告げられて

「最初に向かいますのは…、
福岡観光では…定番の
太宰府天満宮となります…」

博多駅から最初の目的地である
定番中の定番の観光スポットである
太宰府天満宮についての説明をして来て

菅原道真公をお祀りしていて
全国的に学業の神様として
その名が知れ渡っているが

受験や学業だけではなく
厄除けや家内安全にも
太宰府天満宮はご利益があるらしい

その境内にあるお稲荷さん…である
天開稲荷神社は九州最古の
稲荷神社と言われていて
天への道が開けるほどに…
ここに参れば…運気が上昇すると
そんな風に言われているらしいが…

月城さんの話によると
今は太宰府天満宮も勿論だが
恋愛成就にご利益があると言う
宝満竈門神社が人気の観光スポットらしい

「んァ？竈門つったか？
ってあの…竈門のヤローと同じかァ？
珍しい…苗字じゃねェのかァ？竈門なんてよォ」