第112章 九州に行ってきました!その3 お相手:煉獄杏寿郎現パロ
そう伊黒が錆兎に
錆兎の事を成瀬から聞いていると話すが
その事については動揺する様子もなく
普通に差しさわりのない会話をしていて
人当たりがいい 社交的な性格をしているらしく
初対面の人とはあまりすぐに
打ち解けるタイプではない伊黒にも
合せて会話をしているから…
その人がどんなタイプなのかを…
瞬時に見分けられるタイプで…
俺の見立てではあるが…
彼も将来的には会社を引っ張って
リードしていく リーダーの気質があるなと
その錆兎の姿を見ながら考えていると
「不死川さん達は、
ちょっと遅れるみたい…なの。
あ、でもでも、もうちょっとで着くからって。
でも、本当に良かったわ。
今日はとってもいいお天気ですものね。
福岡観光日和だわ。所で…、
みくりちゃんと、雅ちゃんの
姿が見えないけど…お手洗いにでも
行ってるのかしら?」
そう不思議そうに蜜璃がこの場に
杏寿郎と錆兎しか居なかった事を
指摘する様にして言って来て
周囲を2人を探してキョロキョロと
さっきからしきりに見回している
スッと…黒のハイエースバンのドアが開いて
コツ…っと月城のヒールの音が響いて
スタスタとこちらへ月城が
何時もの様子で歩いて来ると
「先ほど…、みくりさんからご連絡を
頂きまして。こちらへの行き方が
分からないそうなので、お迎えに
行ってまいります。皆様は…
今しばらくの間、こちらで待機を願います」
そうこちらに告げて来る様子は
駅に迎えに来た時のその姿を
杏寿郎と伊黒には彷彿させて来て
ピシッと姿勢を正して
風を切る様に颯爽と歩く姿は
出来る女のオーラが凄い…な
「雅ぃ~。転ぶなよ…?
お前…割とすぐ、何にもない場所で
引っ掛かって、けつまづく…からな」
そう月城の後姿に
錆兎が声を掛けて
「ひっ、引っかかりませんっ!
ちゃんと…歩く…から…、大丈夫ッ」
「はいはい、了解。
じゃあ、変な男にも引っかかるなよ~」
気にする様子もなく今度は
錆兎がそう言うと小さく月城に手を振って
むっとその言葉に
月城が口を尖らせていて
そんな表情をあの月城がするのかと
俺も伊黒も面食らってしまったのだが
「そっ、それは…、
引っかかったりしない…です。
だって…、錆兎…が…居ますからッ。
兎に角、…そこで待機を願いますッ!」
そう言い捨てると
早足で行ってしまって