第111章 九州に行ってきました!その2 お相手:煉獄杏寿郎現パロ
成瀬さんは全国でホテルとか
グランピング場を展開してるから
ヒルトンのお偉いさんともお友達なのかも…
「ああ、成瀬さんが博多に泊まるんだったら。
ここに泊まるといいよって言ってたからな」
「もう、杏寿郎は、成瀬さんを
良い感じに利用するスタンスになったのね」
チェックインの手続きをすると
部屋までベルボーイに荷物を運んで貰って
案内されたのは各階の両サイドにある
パノラミックスイートというタイプの
所謂角部屋の客室で
各階に1部屋ずつあるらしいが
30階以上の高階層の
パノラミックスイートで
ホテルの端だけあって
お部屋自体が特徴的な三角形をしている
その三角の先が展望風呂になっていて
その手前の部分が中央を壁の様な物で
仕切られていて片側がリビングに
もう反対側がベッドルームに
一つの部屋ながらに区切られていて
スイートとは名前が付いてるが
別にびっくりする値段でも無いぞと
杏寿郎が言っていて
お部屋の大きな窓からは
博多の夜景も眺める事が出来て
博多タワーもリビングの窓から見えている
「良い眺めの部屋だな…。
この部屋は普通のパノラミックスイートだが、
このホテルに1室しかない、
パノラミックスイートの
メゾネットタイプの部屋が…
成瀬さんが、いつも泊ってる部屋らしいぞ?」
「なんだか、船の客室みたい…」
「そうだな…、夜も良いが…
昼間の明るい時間に海を見ながら…入る
あの風呂は最高だろうな…」
「だったらさ、明日の朝に
あのお風呂に一緒に入ろうよ…」
「そう言うと思ってたぞ?
そうだな、朝も一緒に…あの風呂に入ろう」
カーブの付いた形の
革張りのソファで寛いでしばらく
夜景を観ながら一息つくと
時間的には夕食の時間になっていたので
成瀬さんが前に話したあの個室を
ちゃんと押さえてあるからねと
嬉しそうにLINEを送って来てたので
貸し切りにするのは止めて下さいと
先に行って置いたのだが
一息ついてから
みくりと向かったのは
博多の夜景を楽しめる
高さ123メートルの場所にある
スカイバーダイニングで
あの時 成瀬さんと話をした場所だ
テーブルには食事をしている
他の宿泊客の姿があったので
貸し切りでは無い感じで安心したが
あの時と同じ個室に案内されると
注文していないのに
次々に料理が運ばれて来て