第111章 九州に行ってきました!その2 お相手:煉獄杏寿郎現パロ
ペンギン水族館から博多のホテルまでは
2時間ほどあるらしく
あっちに着いたら丁度…今からなら
お夕飯の時間になるなと思ってると
今日はホテルの中で夕飯を済ませるつもりで
予約もしてくれていると杏寿郎から聞いて
割と予定を詰め込んだので
着くまで寝てて休んでくれてていいぞと
杏寿郎が言ってくれたので
そのお言葉に甘える事にして
長崎から福岡に向かう車中は
ゆっくりとさせて貰う事にした
話をしていたのがいつの間にか途切れて
隣の助手席から規則正しい寝息が聞こえて来て
そっちに視線を向けると
さっきペンギンの水族館で買った
ペンギンのぬいぐるみを抱いたままで
すぅすぅとみくりが眠って居て
「自由にふたりで回れる日が、
今日だけだったしな…、
今日は…お疲れ様…だったな、奥さん」
寝ててもいいよと言われたから
そのままウトウトとしてしまっていて
何度か目覚めたが…
よしよしと杏寿郎に頭を撫でられてしまって
まだ着いて無いから寝てていいぞと言われて
そのまま またウトウトしてしまっていて
目を醒ましたら
高速を降りる前ぐらいだったらしく
「どうだ?ちょっとは休めたか?」
「うん…寝てた…、もう…博多に着いたの?」
「ああ、ここを降りたらすぐ着くぞ?」
今日の宿泊先だと言われて
ホテルの前のロータリーで車を降りると
トランクから荷物をホテルの人が降ろしてくれて
そのままフロントの方へ運んでくれて
車のキーを杏寿郎がドアマンに預けていて
車の出し入れもしてくれるらしいけど
ドアマンが居てベルボーイも居るから…
ここは…ちょっと…いいホテル?と
まだ半分眠たい寝ぼけている頭で
ぼんやりとその建物を見上げる
その特徴的な建物の奥には
野球のドームが見えていて
ぼんやりとしていた頭が一気に目が醒めて
「って、ここ…っ、ヒルトン…ッ」
「ああ、ヒルトン博多シーホークな。
正面に博多湾を望む
絶景のロケーションのホテルだぞ?
前に俺が、リーダー研修に来た時に
成瀬さんと会ったのがここのホテルなんだがな」
「じゃあ、成瀬さん…の行きつけ?」
「あの感じだと、常連の上客ぽかったがな…。
あの顔が広い人の事だからな、
元々がレジャー産業の業界人だし、
ヒルトンの上層と知り合いでも
あの人なら、おかしくないだろう?」
確かに杏寿郎の言う通りで…