第111章 九州に行ってきました!その2 お相手:煉獄杏寿郎現パロ
広い園内は
入口で貰ったマップを見ると
順路通りに回れば グラバー園の
全ての建物を回れる様になっていて
入口から動く歩道で移動して
山側のもう一つの入口の方に
最初の建物である
旧三菱第二ドックハウスが見える
「グラバー園は、
色づく世界の明日からって言う
長崎を舞台にした、
アニメの聖地でもあるからな」
「確かに長崎って、
京都とか沖縄とかと並んで、
修学旅行の定番だもんね」
この建物は1896年に建てられた物で
三菱造船所に船が入っている間の
乗員達の宿舎として使われていた建物で
1972年に三菱造船株式会社より
長崎市が譲り受け現在の
この場所に移築されたらしい
2階のベランダからは長崎港が一望できて
ドックハウスの前には展望広場がある
その広場の一角に高島流和砲が展示されている
スロープ状の遊歩道を下って行くと
歴史の泉と言う場所に辿り着く
そこからなだらかな下り坂を降りて行くと
旧ウォーカー住宅に辿り着く
「ここは?どんな人のお家?」
「明治の中期に、大浦天主堂の
近くにあった物を移築したものらしいが。
英国人のウォーカー親子が、
明治10年ごろから
70年ほど暮らした家らしいぞ」
どこか和風のテイストを感じる建物の
旧ウォーカー住宅は
落ち着いた感じの
シックなインテリアが特徴的だ
旧ウォーカー住宅の近くには
祈りの泉と言うキリスト教の迫害による
隠れキリシタン達の苦悩を現して作られた物で
その祈りの泉から更に進むと
旧リンガー住宅に辿り着く
「このリンガー住宅は、明治から
昭和にかけて、フレデリック・リンガーと
その家族達が暮した家だな」
「あの、リンガーハットの人のお家なの?」
その名前からそう連想してしまって
杏寿郎に尋ねると大笑いされてしまって
「あのリンガーハットと、フレデリック
リンガーは関係はないが、長崎の
産業発展に貢献した彼の功績を称えて
彼の名前にちなんで名づけられたらしいがな」
「他の洋風のお家と違って、
このお家は石造りになってるんだね」
瓦屋根の木造建築の平屋であるが
その外壁は石造りになっていて
リンガー住宅からは女神大橋が良く見える
リンガー住宅から長崎港を右手に見ながら
グラバー園の中を進むと
旧オルト住宅が見えて来る
オルト住宅の玄関の所の
モッコウバラが見頃を迎えていて