第111章 九州に行ってきました!その2 お相手:煉獄杏寿郎現パロ
「そうだね…色んな時代を
一度に堪能した気分だけどね」
「そろそろ、お昼時だな…。
リンガーハットじゃなくて申し訳ないんだが。
長崎らしさを、感じながら。
長崎名物のちゃんぽんと、
皿うどん食べたくないか?」
出島から歩いてほど近い場所にある
横浜や神南港の中華街と並ぶ
長崎の中華街に到着して
確かに横浜も神南港も長崎も
貿易で栄えた…港町のイメージがあるし
さっきはタイムスリップ…気分だったけど
今度は中国旅行気分…だな
ゴテゴテとした感じの原色使いの
門や建物を見ていると思ってしまう
「さ、着いたぞ…みくり。ここだな」
そう言って杏寿郎が
ある中華料理屋の前に来て
何でも中華街にある中華料理のお店の中でも
地元の人が多く通うのがこのお店らしい
お店の中に入ると
予約してくれていた様で
あの丸いテーブルに案内して貰って
予めコースも
予約してくれてたみたいで
中華だから次から次に
テーブルに運ばれて来て
丸い回転するテーブルの上が賑やかになる
春巻きにふかひれのスープ
イカと平貝の炒め物に
エビチリに北京ダック
それからエビ餃子に…
長崎名物のちゃんぽんと皿うどんも
一緒に味わえるコースになっていて
「わぁ~、テーブルの上が賑やかだね。
何から食べるか…迷っちゃう…ね」
「からあげ食べるか?
中華料理屋のからあげ美味いだろ?」
杏寿郎は普通の餃子が食べたかった様で
追加で餃子とからあげも注文するついでに
私が好きな中華ちまきも頼んでくれて
賑やかだったテーブルの上が
また更に追加の注文で埋め尽くされて
お店の人が食べきれなかったら
持ち帰りできるから大丈夫ネと言ってくれて
確かにこのテーブルの状況なら
2人の量ではないけれど…
食べる人が杏寿郎だしな…
多分杏寿郎だったら…食べられる量だな…と
そんな事を食べながら考えていて
結局綺麗に全部お皿は空になったので
長崎の中華街を後にして
長崎らしいからと
路面電車に乗り込むと
中華街から3つ先のめがね橋の駅で降りて
長崎の定番の観光スポットの
目と鼻の距離の眼鏡橋を目指す
「この、眼鏡橋は、東京の「日本橋」、
山口の「錦帯橋」と並び日本三名橋に
数えられている。現存している
中では最古のアーチ型の石橋だが…」
アーチになっている石橋が
川の水面に映って眼鏡の様にみえる