第111章 九州に行ってきました!その2 お相手:煉獄杏寿郎現パロ
「じゃあ、奥さんの言いたい事は
そもそも、何だったんだ?
月城さんに彼氏が出来たって話でも
月城さんが壇蜜似の、
美人だって言う話でも無いのか?」
その雅さんの強烈な
インパクトのあだ名は…
本人と話をする前から知ってたし
そんな事を今更話題にはしたりしないし
「そうじゃないのっ、問題なのは
その彼氏さんの方だってば…ッ。
雅さんの彼氏さん、イケメンなんだよ!」
「俺は…イケメンじゃないのか?」
「いや、何で…そこで…、
杏寿郎が、機嫌悪くなるの…よ?
杏寿郎がカッコイイのも、イケメンなのも
男前で素敵なのもいつも通りでしょ?
ちょっと?しっかりハッキリスケベで。
残念な変態さんなだけじゃん」
「何で俺は、奥さんから
そんな、褒め貶し…されてるんだ?」
何言ってるのと言いたげな顔を
助手席のみくりがしていて
「別に褒めてもないし、貶してもないじゃん。
私は思った事しか言わないもん。
思うに…なんだけどね?
何となく…なんだけど、杏寿郎とね。
その彼氏さんの雰囲気とかがね、
似てる感じがするなぁって思ってたの」
「まぁ、月城さんが美女だしな。
美男美女のカップルでお似合いじゃないのか?
いや、それを言えば…、伊黒と甘露寺も
不死川の所だって…そうは言えなくもないが」
じろっと睨みつける様に
みくりが冷やかな視線を
俺の方に向けて来ていたので
奥さん的に今の俺の発言には…
腑に落ちない部分があった様だったが
「あっ、ああ、そうだ…みくり。
まずは…定番の観光スポットの前にな、
丁度道中だし、寄りたい場所があるんだがな…。
長崎に来るんだったら、奥さんを
連れて来たいと思ってた所でな。
奥さんが、好きそうな場所なんだがな…」
定番の長崎観光のスポットではなくて
ある場所に立ち寄ろうと杏寿郎が言って来て
向かっている先は…
丁度…目的地である長崎市外の
1歩手前の辺り…の
長崎空港がある…大村市…の辺りの様で
「着いたぞ、ここだ」
と言われたのは…
長崎空港の手前にある
森林公園の駐車場で
確かに目の前には海が見えていて
長崎空港に離発着する
飛行機を見ることが出来るには出来るが
森林公園の敷地には
サーカスのテントが見えていて
「サーカス…?テント見えてるけど…」
「いや、サーカスは巡業するだろ?」