第110章 九州に行ってきました!その1 お相手:煉獄杏寿郎現パロ
バスルームから
リビングに戻ると
リビングのソファで
寛いでいる杏寿郎が
隣に来るかと尋ねて来て
「ねぇ、杏寿郎。カーテン開けようよ。
さっき、外から見た時に…
ホテルの運河の所凄い綺麗だったからさ。
ここから、見てみたいなって」
ホテルヨーロッパには
専用の船でチェックインしたり
チェックアウトしたりも出来るらしく
その為の船がホテルに直接
乗り入れることが出来る運河がある
その運河を取り囲む様に
建物がコの字になって居るのだが
その運河に面してホテルの建物に
囲まれている部分がライトアップされていて
幻想的な明るさで
夜の闇の中に浮かび上がっていて
その影を運河の水面に落としていて
「シーサイドや、リバーサイドや
レイクサイドも悪くないが…、
こうして見ていると、
キャナルサイドも悪くないな」
「そうだね…、川とも
また違った魅力があっていいね。
ここ、凄い…、素敵なホテルだね…」
「奥さんにお気に召して頂けて、
俺としては何よりではあるが…。
確かに、ここは、ここで良いんだが。
子連れで遊びに来るんだったら、
ゆっくり子供と居ても寛げそうな
フォレストヴィラのコテージに
宿泊するのも気軽に
別荘気分が味わえて、良いかもな」
「アドベンチャーワールドにも、
行かなくちゃいけないし、
ハウステンボスにも、家族で
遊びに来る気満々って事?」
ソファで座っている
杏寿郎の隣に腰を降ろすと
杏寿郎からのキスを
そのまま自然に受け入れる
「ああ、グループ旅行も良いが…
家族旅行も悪くなさそうだろう?」
そんな話をしながら
お湯張りが終わるのを待っていると
杏寿郎のズボンのポケットの
スマートフォンからLINEの通知音がして来て
そのLINEに杏寿郎が目を通していて
「LINE?」
「ああ、伊黒から明日の件でな。
一緒に、乗り合わせしないかって
お誘いのLINEだな…。
こっちとしては願ったり
叶ったりみたいなお誘いでしかないが…」
そう言えば…蜜璃ちゃんと伊黒さんは
明日は大分で地獄めぐりだったっけ
「願ったり叶ったりなお誘いって?」
「ああ、それか?
ここから、佐世保まで1台の
タクシーで乗り合わせをしないかって
伊黒からの直々のお誘いの事だな。
伊黒の事だから…九州観光するのに、
俺と同じ結論に辿り着いたんだろうな」