第110章 九州に行ってきました!その1 お相手:煉獄杏寿郎現パロ
すっかり…二人だけの
光の世界でのキスに夢中になってしまっていて
「奥さん、移動するぞ…」
遠くから人が近付く気配を感じたのか
杏寿郎に突然抱き上げられて
そのまま光の世界が目まぐるしく
色を移り変えて行くのが見えて
「ちょっとっ、杏寿郎ッ!
こんな所で全集中の呼吸を…
私情の為に使うの反対ぃいいっ!」
「ついつい、キスに夢中に
なり過ぎてしまってたな…」
宿泊先である
ホテルヨーロッパまで…
結構な距離があるのに
一瞬で戻って来ていて
「さて…、丁度…
ホテルまで、戻って来た事だし…。
ゆっくりと…夫婦の夜でも楽しむか?」
ホテルの中に入ると
メインバーの所でプロの音楽家の
生演奏が行われていて
「折角だし…ちょっと聞いて行く?」
「そうだな…、ここでしか
楽しめない…時間の使い方かもな。
1杯…俺が飲む時間…、
奥さんの時間を貰っても良いか?」
そう言って空いている
テーブルに案内されると
杏寿郎が赤のグラスワインと
チーズとフルーツの盛り合わせを注文して
私はペリエをお願いした
ペリエもワイングラスに注いでもらえば
スパークリングワインみたいだな
「奥さんも…、
これ、摘まんでくれていいぞ?」
そう注文したチーズと
フルーツの盛り合わせと
こっちが取りやすい位置に持って来てくれて
乗っていたいちごを自分の口に運ぶ
それにしても…
ホテルに来た時も生演奏してたけど
ヨーロッパのプロのミュージシャンの
演奏を肴にして飲むお酒は
お値段以上に贅沢な味がしそうだな…
1杯だけとは言っていたが
まだ肴が残っていたので
その後にロックでブランデーも
注文して飲んでたから
その杏寿郎の顔をじっと見ていると
「……つい、旅先で気が緩んでたな…。
怒ってるか?1杯だけと言ったのは俺だしな」
「怒ってないけど?いいよ、
折角旅行に来てるんだし、ちょっと飲んでも。
ワイン飲んでるのも様になってるけど、
ブランデー飲んでる杏寿郎も、
大人の男って感じがして
素敵だなぁと思って見てただけだから」
「大人も何も…俺と君とは…、
同級生で同い年だろう?
待たせてすまなかったな…、みくり。
もう、贅沢な時間も楽しませて
貰ったからな、部屋…に、戻ろう」
メインバーを後にして
自分達の客室へと戻ると
お風呂のバスタブにお湯を注ぐと