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ひみつのひめごと【鬼滅の刃/R18】

第110章 九州に行ってきました!その1 お相手:煉獄杏寿郎現パロ



アーチ状になったイルミネーションからは
光の雫がシャワーの様になって
私と杏寿郎の頭の上から降り注いで来る

「何でも、このアーチの中を
手を繋いで渡り切るとな…。
永遠の愛で…結ばれるらしいぞ?」

「また…そう言う…、ちょっと
恥ずかしい感じの…やつぅ、言って来るし」

こう言うちょっと臭いと言うか
むずむずとして痒くなりそうな
照れくさい感じの事を…
全く恥ずかしがる様子もなく
いつものあの調子で杏寿郎が言って来て

「永遠の愛なら、間に合ってるか?
もう君から、俺の…ここに
eternal loveなら誓って貰ってるがな?」

結婚指輪に…私が刻んで贈った
eternal loveが
ここにあると杏寿郎が
繋いでいる左手を持ち上げて見せて来るから

「旦那さんは…、そこにある。
私からの永遠の愛だけじゃ
物足りないって言いたいの?」

「ん?言っただろう…?
俺の愛は∞だってな。
その永遠だって、尽きる事なくにだが?」

むぅううっと恥ずかしそうにして
みくりが口を尖らせていて

「永遠×∞って事?」

「エターナルインフィニティか?
はははは、奥さん。それはいいな」

そう軽い感じでいいなと言って来て
この旦那さんに掛かれば
些かスケールが大きい話になり過ぎてても
割とナチュラルな感じにされてしまうな

優しくアーチを作っている
青い淡い光に包まれながら
手を繋いでアーチの中を歩いていると

杏寿郎が周囲を気にしてる様に見えて

「杏寿郎…、どうかしたの?
何か気になる物でもあった?」

「いや、…何も無かったぞ?みくり」

ちぅ…と頬に杏寿郎の唇が触れて来て

慌てて自分の頬を押さえようとして
繋いでいた手を離そうとしたのを
ぎゅっと強い力で握られてしまって
その手を振り解く事ができなくされてしまって

「やっ、…杏寿郎…、暗いからって
悪のり、しすぎ…じゃない?」

「まだ…、アーチ…一周してないだろう?
手、繋いだままじゃないとな?奥さん」

繋いだ手をぐいっと
杏寿郎の方へ引き寄せられてしまって
そのまま手を繋いだ手の
指と指を絡め取られてしまって

光のアーチの下で
気が付いた時にはキスをされていて

「んっ、ちょ…杏寿郎…ッ」

「大丈夫だ、今はこの辺りは
俺と奥さんの貸し切り状態だからな」

周囲に誰も居ないのを良い事に
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