第110章 九州に行ってきました!その1 お相手:煉獄杏寿郎現パロ
アーチ状になったイルミネーションからは
光の雫がシャワーの様になって
私と杏寿郎の頭の上から降り注いで来る
「何でも、このアーチの中を
手を繋いで渡り切るとな…。
永遠の愛で…結ばれるらしいぞ?」
「また…そう言う…、ちょっと
恥ずかしい感じの…やつぅ、言って来るし」
こう言うちょっと臭いと言うか
むずむずとして痒くなりそうな
照れくさい感じの事を…
全く恥ずかしがる様子もなく
いつものあの調子で杏寿郎が言って来て
「永遠の愛なら、間に合ってるか?
もう君から、俺の…ここに
eternal loveなら誓って貰ってるがな?」
結婚指輪に…私が刻んで贈った
eternal loveが
ここにあると杏寿郎が
繋いでいる左手を持ち上げて見せて来るから
「旦那さんは…、そこにある。
私からの永遠の愛だけじゃ
物足りないって言いたいの?」
「ん?言っただろう…?
俺の愛は∞だってな。
その永遠だって、尽きる事なくにだが?」
むぅううっと恥ずかしそうにして
みくりが口を尖らせていて
「永遠×∞って事?」
「エターナルインフィニティか?
はははは、奥さん。それはいいな」
そう軽い感じでいいなと言って来て
この旦那さんに掛かれば
些かスケールが大きい話になり過ぎてても
割とナチュラルな感じにされてしまうな
優しくアーチを作っている
青い淡い光に包まれながら
手を繋いでアーチの中を歩いていると
杏寿郎が周囲を気にしてる様に見えて
「杏寿郎…、どうかしたの?
何か気になる物でもあった?」
「いや、…何も無かったぞ?みくり」
ちぅ…と頬に杏寿郎の唇が触れて来て
慌てて自分の頬を押さえようとして
繋いでいた手を離そうとしたのを
ぎゅっと強い力で握られてしまって
その手を振り解く事ができなくされてしまって
「やっ、…杏寿郎…、暗いからって
悪のり、しすぎ…じゃない?」
「まだ…、アーチ…一周してないだろう?
手、繋いだままじゃないとな?奥さん」
繋いだ手をぐいっと
杏寿郎の方へ引き寄せられてしまって
そのまま手を繋いだ手の
指と指を絡め取られてしまって
光のアーチの下で
気が付いた時にはキスをされていて
「んっ、ちょ…杏寿郎…ッ」
「大丈夫だ、今はこの辺りは
俺と奥さんの貸し切り状態だからな」
周囲に誰も居ないのを良い事に