第110章 九州に行ってきました!その1 お相手:煉獄杏寿郎現パロ
そう言って杏寿郎の視線の先を辿ると
アムステルダムが見えていて
確か蜜璃ちゃん達はあそこに
今日はお泊りするって言ってたけど…
「確かに、あっちは…
女の子受けが良さそうな…お部屋あるけど…」
「奥さんは、俺を誰だと思ってるんだ?
こっちにもそんな感じの部屋あるだろ?」
そうだ…確かにこっちの
ホテルヨーロッパにも
フラワールームってお花のお部屋があった
ニッ…と杏寿郎が笑みを浮かべて来て
もうそのお顔は自信があるって顔を
杏寿郎がしてるから…
もうこっちの好みの部屋は押さえてあると
そう言う意味なのだろうけど…
外観からしてヨーロッパを感じられる
そのホテルヨーロッパの中に入ると
ロビーにもお花が沢山飾り付けてあって
ホテルのロビーには花が飾られてるのは
どこのホテルでもそうなんだけど…
何と言うか…花を売りにしてるだけあって
その花の量が…各段に違うな…
ロビーではウエルカムミュージックとして
ラウンジの所でピアノとバイオリンの
生演奏で出迎えて貰えて
ハイクラスのホテルには…
今までもあちこち泊って来たけど…
生演奏のお出迎えは…初めてだな…
チェックインをしに行った
杏寿郎がしばらくすると戻って来て
「それにしても凄い、
ウエルカムサービスだな
奏者も日本人じゃないから
余計に日本を忘れられそうだな…」
「夕方と夜にもここのラウンジで
コンサートしてるみたいだよ。
どうかしたの?杏寿郎…」
ルームキーを持った杏寿郎が
何とも言えない表情をしていて
今日泊まる部屋に
預けた荷物は運んであるらしいので
後は自分達が行くだけでいいのだが
「その、部屋の事…なんだがな。
同じタイプの部屋の中で…
アップグレードしてくれてるみたいでな」
「それは、ホテルのご好意でしょ?
でも、常連でもなんでもないのに?」
平日で空室があるからなのか
同じタイプの客室の中で
アップグレードをして貰えたみたいで
杏寿郎が何か引っかかってそうに
納得が出来ない感じの様子だったので
「もしかして…とは思ってるんだが、
そのもしかしてかもな…、行くか」
杏寿郎には思う所があるみたいだけど
それを確かめる為にも
客室へ移動する事になって
難しい顔をしている杏寿郎の
後ろをついてホテルの中を移動する
ある部屋の前で杏寿郎が足を止めて
「ここ…みたいだな」