第110章 九州に行ってきました!その1 お相手:煉獄杏寿郎現パロ
ベランダの露天風呂の
お湯張りさえ済めば
後は一緒に入るだけでいい
ブゥウウウン…
持って来ていたダイソンのドライヤーで
杏寿郎が髪を何時もの様にして
乾かしてくれて
「なぁ、部屋狭くないか?みくり。
俺としては、前の時みたいに、
出張でのビジネス利用や
旅費を安く上げたい観光なら、
ここは大いにアリだと思うんだがな…」
杏寿郎がリーダー研修に来てる時に
新しいホテルだが部屋が狭いと
言っていたのは確かにと頷ける
「確かに旅行中、ずっとここは辛いかも…」
大きめのスーツケース持って来てるから
僅かにしかないスペースでは
広げられそうにないしな
「良い言い方をすれば、
こじんまりしてるんだがな…。
如何せん、こじんまりし過ぎててな。
奥さんが、あの朝食を食べてみたいって
言ってたから、寝るだけならいいかとは…」
いつも一緒にどこかへ行く時は
いいホテルを予約してくれてるので
この部屋の狭さは…杏寿郎的には
申し訳ないと思ってるんだろうな
ダブルルームでベッドも…1つだし
いつも家で寝てるベッドよりも
ちょっとコンパクトなサイズ感で
「その代わり…と、
言ってはなんだが…な…」
「あ、分かった。明日のホテルは…
ちょっと、いいホテルって事じゃない?
いいのに、そんなお詫びみたいな事。
杏寿郎が、あの時どんなホテルに
泊ってたのかって見たかたし、
私が、ここに泊まりたいって言ったんだよ」
「それは…、そうなんだがな…」
スル…と杏寿郎が後ろから抱きしめて来て
杏寿郎の頬に自分の頬を
すりすりと擦り合わせる
「でも…、イチャイチャするには
丁度いい狭さかも…ね?このお部屋は」
そう杏寿郎の方へ向くと
ちゅぅ…と杏寿郎の頬に
自分からキスを何度かすると
そのまま頬にしたはずのキスが
杏寿郎の唇にお迎えされてしまって
こっちからしていたキスの
主導権を杏寿郎に奪い取られていて
「そうだな、だが…奥さんとキスばっかりして
何も、進まなくなりそうでもあるな…」
ちょっと待っていてくれと
コーヒーとお茶を淹れて戻って来ると
狭いので座る所がソファもないから
当然にベッドに座って飲む事になって
「後、風呂には…最大の…難点もあるからな。
俺は、さっきお湯張りに行ったから…
その難点には気付いてるんだがな…。
立地を考えると…まぁ…」