第110章 九州に行ってきました!その1 お相手:煉獄杏寿郎現パロ
ぱくぱくと吸引力の変わらない
ただ一つの掃除機の様に
次から次に皿を綺麗に蜜璃がしていて
テーブルの端には皿が
回転寿司の様に積み上げられて行く
テーブルにスペースが出来たら
次の料理が運ばれて来るから
みくりはわんこ蕎麦みたいだなと
この状況を見ながら思って居て
自分の皿に取り分けた
福岡県産のフルーツトマトの
カプレーゼをもぐ…と自分の口に運んだ
「食ってんのに、
無くなってねぇ気がすんなァ」
食べても食べても食べ終わらない…と
そう不死川が漏らす様に言って
「不死川さんッ、コレ…美味しいっ。
これ、これ、食べてッ」
そう言ってみくりが
はかた地鶏のコンフィが美味しいから
不死川に食べろと勧めていて
「こんな風に賑やかなのも、良いな」
「うん、そうだね…」
みくりがイカとエビとアサリの
クリームスパゲティを食べていて
ある程度進んだ頃に
運ばれて来る物の中に
デザートも運ばれる様になって来て
「コースと言うより、バイキングみたい。
テーブルオーダーのやつ」
みくりがそう言うのも無理は無いか
多分この店の扱ってる
デザート全種類…と言うか…
メニューもそもそもに
全部…って頼んだのかも知れないが
まだ甘露寺は回転寿司の如くに
空いた皿を積み上げているから
その辺りも相変わらずな様で
伊黒が言うには記憶はあまりないが
身体能力の方は甘露寺はその時のままらしく
実は…YouTubeで…顔と素性を隠して
大食い系のユーチューバーをしてるらしいが
伊黒は普段中央で画像編集の仕事をしてるから
YouTubeの動画編集なんてお手の物なのだろうが
その収益で別の企画の
飲食代を稼いでいるらしいが
「あのね、あのね、聞いて聞いて。
私ね…今のお店をね、
もうちょっとしたら
辞める事になっててね。
ふふふっ、実はね、
自分のお店を持つ事になったのッ!」
そう甘露寺が今の務めているサロンから
独立して自分のサロンを経営するらしく
今は新しいスキルを習得中らしいと言う
重大発表を受ける事になったんだが
「俺が、その内に…あっちに
仕事を転職する事になる話をしたんだが…」
蜜璃がした話に対して
伊黒が付け足す様にして話をして来て
はいはーいとみくりが
大きく手を上げて
自分も話したい事があると言って来て