第110章 九州に行ってきました!その1 お相手:煉獄杏寿郎現パロ
真っ赤になった自分の頬を
蜜璃が手で押さえながら
きゃーきゃー言いながら
くねくねとしていて
その蜜璃の左手の薬指に
婚約指輪が輝いているのが見えて
前に引っ越しをした時に
お手伝いに来てくれた時は
指輪はしてなかったから
伊黒さんにプロポーズされたのは
その指輪を見れば
蜜璃本人から話を聞かなくても
分る事なのではあるが
「で、君と伊黒はいつ結婚するんだ?」
「えっ、え?どうして、結婚するって。
わかっちゃったのかしら?
えっと…それはね…ッ」
「そんな話は、大分前に
そのつもりにしてると、
伊黒から聞いてるがな?俺は。
なぁ、みくり、知ってるだろ?」
何時かは知らなかっただけで
結婚するつもりって言うのは
伊黒さんの口から何度も聞いてたし
別に蜜璃ちゃんの左手の薬指に
婚約指輪があっても驚く事は無いけど
大きなキャリーバックを持った
伊黒がこちらに戻って来て
その伊黒に続いて
同じ様に大きなキャリーバックを持った
不死川と普通のサイズの
キャリーバックを持ったみくりが現れて
はぁはぁとみくりが
その場に崩れ落ちそうな勢いで
乱れた呼吸をしながら
自分の呼吸を整えていて
一番小さなキャリーバックを持ってる
みくりが何故そんなに息を切らしてるのかとか
その事についてを尋ねる前に
ホームに新幹線が到着すると言う
アナウンスが流れてので
とりあえずそのまま新幹線に乗り込んで
席は不死川がまとめて予約をしてくれてたから
3人の横並びの座席2列だったので
蜜璃が男女で別れましょと言って来たので
カップル2組夫婦1組の旅行なのに
何故か男女分かれて座る事になって
「なぁ、不死川…。聞くんだが。
どうしてこんな席の取り方したんだ?」
杏寿郎が隣に座っている
不死川にそう尋ねると
ちらっと後ろに嬉しそうに
3人並んで座っている
自分の彼女のみくりの顔を確認して
「アイツが…、新幹線だっつったらよ。
横並びで取れつったんだよッ。アイツが。
煉獄、お前は…、みくりと
座りたかったんだろうがよォ…」
「もしかしてなんだが、不死川は…
横並び1列で座席を取らされようとしてたのか?」
横並び1列と言う言葉に
杏寿郎が思わず視線を移動させる
そうして座席を取ってしまえば
必然的に一人が…後前にずれる事になるが…
「もしかして…なのか?」