第108章 やっぱり花より団子ですか?後編 お相手:煉獄杏寿郎 現パロ
「え?そう?そうかな?これね、
杏寿郎…赤とかの方が好きそうだからさ…。
買ったのはいいけど、
ずっと置いたままだったし、
これも使わないと、可哀想かなぁ~って」
「なら、そうと決まれば…
あの風呂に入って、それを着た奥さんを
じっくりベッドで鑑賞会しないとな」
「鑑賞会は…、お風呂が済んでからね?
お湯張り…、して来るから」
みくりが杏寿郎の言葉に
半分呆れた様にして笑いながら
バスルームにお湯張りをしに行って
戻って来たみくりに
お湯張りが出来る間に
先に歯磨きをしようと提案して
今はお湯張りを待ちながら
並んで歯磨きをしているのだが
いつもは上がってから
歯磨きするから
違和感の様な物はあるにはあるけど
先に磨いて置いたら
お湯張りをしている間に
いちゃいちゃしながら待ってて
そのまま致してしまう流れになって
湯船のお湯をジャージャー
流しっぱなしにする事もないし
それがなくてお風呂にすぐには入れても
そのままベッドに行ってしてしまって
歯磨きしないままで寝落ちするよりも
こっちの方が…賢いのかも…と
鏡を見ながらぼんやりと考えていると
鏡越しに杏寿郎と目が合って
「思ったんだがな、みくり。
お風呂のお湯張りしてる間に
結局、ソファでしてしまって。
お湯が出しっぱなしになってしまってて。
勿体ないっていつも
奥さんに、怒られるだろう?それに…」
先に歯磨きをして置けば
お風呂から出たら
そのままベッドには
髪だけ乾かせば行けるからと
ホテルのベッドでも家でも
頭洗わないままでベッドに入るのは
コロナの辺りからしないルールに
暗黙の了解でなっていたので
そう杏寿郎が言って来て
「こうして置いたら、
済んだ後に寝ちゃっても、安心だもんね?」
歯磨きが済んだ頃には
丁度お湯張りも出来ていて
髪の毛と身体を洗うと
光るお風呂でのバスタイムを
杏寿郎と一緒に楽しむ
「ここの電気…消すか?」
「うん、消して消して」
バスタブの近くにある
スイッチで電気のオンオフは出来るから
バスルームの明りを消すと
自分達が入っているバスタブが
ぼんやりと闇の中に浮かんで
幻想的なムードの中で
バスタイムを楽しんでいる内に
キスばっかり…楽しんでしまっていて
「んっ、…、はぁ…ん、杏寿郎…ッ」