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ひみつのひめごと【鬼滅の刃/R18】

第108章 やっぱり花より団子ですか?後編 お相手:煉獄杏寿郎 現パロ



割といつも…ベッドでゆっくりして
休みの日は朝を迎えている気がするのは
私の気の所為では…ない気がする

杏寿郎が…おいでと
手招きをして来て

大きな広いソファなのに
杏寿郎にぴったりと寄り添って座っていると
よしよしと杏寿郎が頭を撫でて来て

その手…焼き鳥の串持ってなかったっけ?

「そんな顔で見なくても、
ちゃんと、手、拭いてるぞ?」

「でも、あの屋台の物で
ソメイヨシノの時期に…お花見するのも
それはそれで楽しそうだなって…」

「通り抜けの桜は、珍しい品種もあって
いつもの花見とは違う、良さがあったな。
確かに、あの屋台で買った物片手に
ビール飲んで、見る桜も良さそうだ」

「花より団子?って言われちゃうかもだけど。
その時の食べるから美味しいんだと思うけどな」

「そうだなぁ…、俺は…
花でも、花より団子でも良いが…。
花よりも団子よりも、やっぱり奥さんがいいな」

花より団子…とは言うけれど…

桜の花を楽しんで

美味しい団子…もとい
屋台の食べ物を楽しんで…


ついでにその流れで 私も

楽しんでしまおうなんて言うのは


どうにも何とも…
この旦那さんらしいと言えばらしいな

なんて…そんな事を…感じていると


「そうそう、何かのついでに
買って、しまってたやつなんだけどさ…。
お花見…になるかは分からないけど。
杏寿郎に見せたい物があるんだよね」

そう言ってソファから
みくりが立ち上がると
キャリーバックの中から
黒いビニールの袋を取り出して
こっちにそれを持って戻って来る

「みくり、これは?」

その袋を はいっと手に持たされて
薄くて軽い何か…なのは理解したが

「開けてみて…紐になってるのだから
多分、今でも着けるのは問題ないと思うの」

そう言われて中身の想像が付いたのだが
促されるままに袋を開くと
中に入っていたのは
所謂セクシーランジェリーなのだが

「ほら、可愛いなって思ってね。
ピンクのも買ったんだけど…、
ピンクのって好きじゃないかなって…。
結局買って持ってて、日の目見なかったやつ」

今日はお花見に行くから
お泊りだったし
お部屋の壁も花柄だったし

フリフリのレースとフリルが
贅沢にあしらわれた
淡いピンクのランジェリーは
どことなく八重咲の桜を思わせる


「いいな、花見らしくて…」


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