第108章 やっぱり花より団子ですか?後編 お相手:煉獄杏寿郎 現パロ
その部屋は奥行きが長い感じで
天井と壁紙は白を基調としていて
部分的にアクセントに白地に
紫色の花が描かれている壁紙が貼られている
リゾートぽさも感じる
ダークな落ち着いた色味の
ウォーターヒヤシンスに
座面が部屋のカラーである
白になって居る大きなソファに
そのソファの前には
同じ色のウォーターヒヤシンスの
ガラスの天板のテーブルが置かれて居て
壁には大型のテレビが設置されている
「とりあえずは…、飯にするだろ?
腹が減ったままでは…、
出来る事も、何も出来んからな」
テーブルの上に買った物を並べると
割とゆとりのあるサイズの
ガラステーブルだったのに
賑やかでごちゃごちゃした感じなってしまった
「杏寿郎のそれ、お好み焼き?」
「これか?これは…キャベツ焼きだが?
後、こっちが、モダン焼きだな…
後な、こっちのイカ焼きもあるぞ?」
「ああっ、プレスして焼く
ぺらぺらのお好み焼きみたいな方の?
私は、普通のイカ焼き買ったけどね」
「これで…あの、紙コップの
ビールでもあればいいんだな」
ごそごそとドリンクメニューを
みくりが引っ張り出して来て
「ビール、注文したらいいじゃん
私は、ノンアルコールにするからさ」
「そうだな、折角だし…飲むか」
フロントにビールと
ノンアルコールビールを注文して
「私はね…、焼きそばとタコ焼き…。
杏寿郎も食べるでしょ?唐揚げ」
一緒に食べるつもりで
大きな紙コップに入った
唐揚げを買ったとみくりが
そうこちらに言って来るから
食べるよりも他にないのではある
「てか、歩いてる人がさ何人か、
ここの唐揚げ持って歩いてたからさ」
はい どーぞと差し出されて
竹串で唐揚げを突き刺して
杏寿郎が自分の口に運ぶと
カリカリに唐揚げの表面があがっていて
ショウガと醤油が利いた
しっかりとした味の唐揚げで
「美味いッ。…だがッ、
ビールだッ、この唐揚げには
ビールが必要だな…」
しばらくすると
ジョッキのビールと
グラスのノンアルコールビールが
部屋に届けられて
「乾杯…するか」
「うん…、する…」
チンっとお互いの手にある
ビールとノンアルコールビールの
グラスとジョッキで乾杯をして
ゴクゴクと杏寿郎が
喉を鳴らしながらジョッキの中の
ビールを半分ほどまで飲んでいて