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ひみつのひめごと【鬼滅の刃/R18】

第108章 やっぱり花より団子ですか?後編 お相手:煉獄杏寿郎 現パロ



ぎゅ…っと抱きしめていたのは
こっちだったはずなのに
奥さんの方からその身を
こちらに預ける様にして抱きしめ
返されてしまって

「ねぇ…、杏寿郎…、このまま…」

抱いて欲しい…という意味なのだろうが

「さぁ、どうだろうなぁ…?」

敢えてそんな返事を返してみると

びくっとこっちに抱きついている
みくりの腕が跳ねたのを感じて
顔をこっちの胸に押し付けてるから
その表情を見る事は出来ないが

奥さんの方からすれば
俺がこんな返事を返すのは
意外だろうし予想外で
おかしいと思うだろうしな

普段 し過ぎだと注意される程に
奥さんの事を求めてしまってる程で
回数を控えろだの
頻度を減らして欲しいと言われてる俺が

しに来ておいて
断わる…のは想像はしてないだろう

「へ?へ?うぇ?えっ?
し、し…しない…の?えっち…」

「いや、するには…するが…。
折角、ビリヤード台もあるんだし…
先にビリヤード、しないか?」

「ビリヤード……」

「9ボールでどうだ?」

ビリヤードをしようと提案したのは
ちょっとした意地悪みたいなのだが

俺にそうされたい…という気持ちで
奥さんにはもうしばらく…の間
モヤモヤしといて貰うか

怒ってると言うよりは
拗ねてる…に近い感情だが…
大人げないが釈然ともしない感情だ

「うん、いいよ…。9ボール…しよっか」

前に一緒に来た時は…
奥さんはビリヤード誘ったけど
結局しなかったな
俺がボラウードしてるのを
ソファで眺めてただけだったが…

あの時…に 俺とビリヤードを
するのを断って
今はその誘いに乗って来たのは

こう言う事かと…納得したのだが…

意外…だったな…盲点だった

「奥さんが…、出来る方だとは…
俺は知らなかったんだが…?」

「中条市…は田舎で、娯楽って
そんなに無いんだよ…、あるのは
昭和のボーリング場と、雀荘と
ビリヤード場は昔からあったの。
成瀬さんが、良く教えてくれたから。
成瀬さん、凄い上手いんだよ?ビリヤード。
成瀬さん家にあるんだよ、ビリヤード台」

「そうか、なら…今度、中条に
行った時には、是非とも成瀬さんの
その腕前を…拝ませて貰いたいものだな」

杏寿郎がキューを構えて
ショットの狙いを定めているのを
ぼんやりと眺めていて

「ねぇ、杏寿郎、撮ってもいい?」




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