第108章 やっぱり花より団子ですか?後編 お相手:煉獄杏寿郎 現パロ
杏寿郎が既にコツメカワウソの
エリアに到着してるのを追いかける
「リクガメに邪魔されてたのか?」
「ちょっと、遠回りしただけじゃん。
う回路だったんだよ、リクガメ…で。
コツメカワウソ、可愛いね」
前に別の場所で
ペンギンの話やコツメカワウソの話
それからクジャクの話もしたので
その動物に関する話はして来なくて
「ああ。あそこに…
ワオキツネザルいるじゃん?
ワオキツネザルの群れでは、
雌が偉くて、他の群れと戦うのも
雄じゃなくて、雌なんだったてさ」
そんな話をしながら
その先のエリアへと移動して
ミュージアムショップへと向かう
ちょっとしたお土産を購入して
そのままニフレルを後にする
「折角ここまで来たし…、乗ってくか?」
乗って行くかと杏寿郎が言っているのは
ここのランドマークでもある
巨大観覧車の事だ
「そうだね、乗って行こうか、
日本一の観覧車……」
「夫婦になって観覧車に、
乗るのも悪くないんじゃないか?」
「デートっぽい感じするもんね、
観覧車に乗るのてさ」
高さ123メートルの冷暖房完備
全面シースルーの観覧車で
1周の時間は約18分だ
値段は1人1000円だから
海遊館のある天保山のあの観覧車も
確か800円くらいだったし
混雑らしい混雑もないから
チケットを購入したらすぐに
ゴンドラに案内して貰って
シースルーゴンドラでの
束の間の空の旅を2人で楽しむ
「いいもんだな、観覧車も」
「そうだね、遊園地に行ったら
締めは観覧車って感じするけどね」
「遊園地のある、観覧車とは
また違った趣があるがな…。
隣…行ってもいいか?」
ゴンドラの中の椅子に
向い合せに座っていたのを
隣同士に座っても良いかと
杏寿郎が尋ねて来て
「うん…、それは…いいけど…」
隣同士にぴったりと身体を
密着させて杏寿郎が座って来て
「俺の観覧車のイメージとしては…」
杏寿郎の手がするっと
腰を抱く様にして回って来て
密着してる身体を
更に密着させて来られてしまって
言葉らしい言葉にしなくても
どうしたいか何て
夫婦なんかしてるんだから…
こうなる…のは…乗る前から…
何となく…期待もしてたし
予想も出来てた…から
「……みくり、しないのか?」
「する…つもり…なんじゃ…」
ないの?と言い終わる前に
キス…をされていて