第108章 やっぱり花より団子ですか?後編 お相手:煉獄杏寿郎 現パロ
「休憩がてら、水…食べてくか?」
ちょっと何か飲んで行こうかとかが
普通の休憩のお誘い文句だろうが
ここのカフェに置いては
ちょっとあの例の水でも
話のネタに食べて行かない?が
誘い文句としては正しい気がする
イメージとしては
ゴム風船に入ってる
あの丸い水ようかんの水バージョンで
四角い皿とスプーンと
つまようじが付いて来て
お値段はおひとつ300円だ
これだけの量の水…の値段と
考えると高い気もするし
最近ではスーパーのお菓子コーナーの
知育菓子で見た感じには
こんな感じのが作れるしな…
薄いゴムの様な物に包まれている
あの丸い水ようかんの透明の物の
表面につまようじおを突き立てると
ぷるんっと中から
まん丸の透明の水が出て来る
味は…知ってる…
前に来た時もここで水食べたから
「アイス食べるか?奥さん。
買って来るから、水食べて待っててくれ」
そう言って杏寿郎が
マダガスカルバニラのアイスを
買いに行ってしまったので
杏寿郎を待っている間に
ニフレルで水食べてると言うラインを
画像と一緒にLINEで友人に送って置いた
ツンツンっとぷるんぷるんの水を
スプーンでツンツンして
弾力のある水をすくって
口の運ぶと…何味って訳ではないけど
ほんのりと甘い…味がして
ああ そうそうこの味この味と
前に来た時に食べた水の記憶と重なる
水を食べ終える頃に
アイスを持って杏寿郎が戻って来て
1つのアイスを2人でシェアして食べる
このアイスの売り上げの一部は
マダガスカルの環境保全活動をしている
NGOに寄付されて居るらしい
カフェでひとやすみしてから
その先にある”うごきにふれる”の
エリアへと移動する
ここのメインはケープペンギンの
プールがあって
色んな動物が放し飼いになっている
カピバラやワオキツネザル
パルマワラビー等の動物に
アナホリフクロウやインドクジャク
鮮やかな色合いと頭の毛に
特徴があるオウギバト
それからオシドリ夫婦のオシドリに
大きな嘴が特徴的なオニオオハシ
シャローエボシドリ等の鳥類も多く
放し飼いにされているので
こっちが動物の場所に
お邪魔させて貰って居る様な
そんな感じの申し訳ないような気分になる
「奥さんの好きな、
コツメカワウソがいるぞ」
のそのそと歩いている
リクガメの横を遠慮しながら通り抜けて