第108章 やっぱり花より団子ですか?後編 お相手:煉獄杏寿郎 現パロ
観覧車に乗ってる人なんて
殆ど居なくて 自分達の乗ってる
周囲のゴンドラが空いてるのを良い事にして
キス…ばっかり…してた
「やっぱり…、いいもんだな。
観覧車…はこうでないとな。
奥さんは、そう思わないか?」
ぎゅうっと身体を抱き寄せられて
耳元で杏寿郎が囁いて来て
びくっとその声に対しても
敏感に反応してしまう
「名残惜しい…のなら、
地上に戻る前に…、もっとキスして置くか?」
「やっ、…んんっ、も、しな…いぃっ。
これ以上…、キス…したら…、
下に着いても、降りれなくなっちゃう…ッ」
割と容赦ない感じの
深い方をされてしまって
自分の腰がへにゃへにゃになってるのは
自分でも自覚がある…のだから
この状態でもっとキスされてしまったら
観覧車から降りれなく…と言うか
この場から動けなく…なってしまいかねない
そして…この旦那さんに
それを言った所で
落ち着いてくれる…なんて事は無い気が…
「そうか…、それはいい事を聞いたな…」
「やっ、違うっ、してって言ってない…、
しないって言ってるの…っ、んっ…
違っ、嫌…ッ、んっ、…杏寿郎…ッ」
結局… 杏寿郎にこうされてしまうのは
目に見えていた…結果だけど
杏寿郎に半分…以上 引っ張られる様にして
観覧車を降りる事になって
その後…今は 近くのベンチに座らされていて
落ち着くまで…と言うか
歩ける様になるまで…待ってる…のだが
「怒ってるのか?みくり」
「怒るに決まってるじゃんかっ、
ダメって言ったのにぃいいっ。
係の人も変な目で見てたじゃんかッ」
「お恥ずかしい醜態を、
世間様に晒してしまったからか?」
「誰の所為ぃいいいっ!!!」
「ははははは、奥さんは可愛いな」
「笑ってる場合じゃないんだってば、
私は真剣に怒ってるんだってばっ!」
奥さんは割とこんな風に機嫌を損ねて
怒っていたとしても10分も経てば
別の事を思いついたりとかして
怒ってた事を忘れて話をし始めるから
「奥さん…、寒くないか?
天気は大丈夫だったが、今日は気温が低いな」
そう言って自分の上着の中に
みくりの身体を入れる様にして
包む様にして引き寄せると
ぎゅっとみくりがこっちの服を握って来て
「ちゃんと…、下に着てるから…大丈夫…」
「ららぽーとの方、入るか…」