第108章 やっぱり花より団子ですか？後編　お相手：煉獄杏寿郎　現パロ

その一瞬一瞬に儚い美しさがあるけど
また次に来る別の瞬間を
美しいと綺麗だなって感じる瞬間に
後から後から　心を塗り替えられて行く

惜しむ時間を感じている暇もない程だ

しばらく　その刹那的なアートを楽しんで

ニフレルの２階へと移動する
水族館的なイメージの強い
１階のエリアとは違って
２階には魚も展示はされて居るが
他の生き物も多く展示されている

２階に上がって出迎えてくれたのは
”かくれるにふれる”のエリアで
擬態する生き物が展示されている

フライシュマンアマガエルモドキ
という名前のカエルはグミっぽい見た目で
お腹が透け透けで内臓が見えてるし

カエルの他にもタツノオトシゴや
ヨウジウオも展示されている

シモフリタナバタウオと言う魚は
身体とヒレに模様があり
ハナビラウツボと言う
ウツボの真似をしているらしく
その隣にはシモフリタナバタウオが
真似をしていると言う
ハナビラウツボの姿も見える

「見て見て、杏寿郎、このカエルは
苔の真似してるから、コケガエルなんだって」

「このカエルは、ピンチになると
死んだふりをするらしいな。
さっきの透け透けのカエルも
こっちのコケガエルもペットとして
流通してるカエルみたいだぞ？」

「ペットにするカエルって、
あのお饅頭みたいなカエルのイメージ」

みくりがコケガエルを見ながら
ペットショップで見た事のある
お饅頭の様な見た目のカエルの話をして来て

「ああ、あのカエルの事だろう？
饅頭みたいなカエルと言えば…。
日本でもペットとして人気のやつだな」

「ずんぐりむっくりの手足が短いヤツ」

杏寿郎が自分のスマートフォンで
カエルの画像を検索して

「奥さんが言ってる饅頭みたいな
カエルはこのカエルの事だろう？
アメフクラカエル」

「そうそう、その子、そのカエル。
可愛い顔してる、饅頭カエル」

その他にもナナフシや
オニダルマオコゼが展示されていて

その先は一気に広い空間に出ると

ニフレルの顔でもある
ホワイトタイガーのアクアと
ミニカバやイリエワニも見る事が出来て
その”みずべにふれる”のエリアには
緑が多く配置されている
開放的な雰囲気の
ピクニックカフェが併設されて居て

ニフレルの名物でもある
”食べる水”というのを売ってるので
オープンした当初話題になっていたカフェだ