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ひみつのひめごと【鬼滅の刃/R18】

第108章 やっぱり花より団子ですか?後編 お相手:煉獄杏寿郎 現パロ



フリソデエビは 一夫一妻で
夫婦で協力してヒトデを狩るらしい
その手順は雄がヒトデの足を切って
雌がヒトデを裏返して…
腹側から…夫婦で仲良く頂くらしいが

「美味しいのかな?ヒトデ…」

みくりがフリソデエビを見ながら
一緒に水槽に入ってるヒトデを見て
そうぼそっと言っていて

その水槽に張り付いていたので
動きそうにない奥さんを置いて
別の水槽を見ていると
黄色い身体のずんぐりむっくりな魚が
杏寿郎の目を引いた
名前を確認するとどうやら
このずんぐりむっくりの魚は

カエルアンコウと言うらしい
確かに黄色い岩っぽいカエルに
見えなくもない…な…

「杏寿郎、何見てるの?カエルアンコウ?
カエルアンコウはね、泳ぐのは
上手じゃないから、進化した胸ヒレで
海底を這う様に移動するんだよ」

黄色い岩みたいな見た目のこの魚が
俊敏に動く姿は確かに想像は付かないが

「こんな見た目だけど、誘導突起で
獲物を誘導して捕食する時の動きは
目にもとまらぬ早業なんだよ」

「人は見かけに寄らないとは言うが、
カエルアンコウも見た目にはよらないんだな。
お、チンアナゴは今もご健在だな」

前に来た時にも透明の消臭ボールの中に
埋まっていた チンアナゴとニシキアナゴは
あの時と同じ様に埋まっている部分も
良く見える様に展示されて居て

「杏寿郎が、無香料の消臭剤って
ずっと言ってたアレでしょ?
チンアナゴのチンは、珍って犬に
顔が似てるからチンアナゴって言うんだよ。
愛嬌があって、可愛い顔してるよね?」

透明の無香料の消臭ボールの様な
砂替わりのボールの中に
埋まっているチンアナゴを
一緒にしばらく眺める

「こうして見てると、
埋まってる部分の方が長いんだな。
みんな揃って、同じ方向見てるのは
何か意味でもあるのか?」

「チンアナゴはねぇ、暖かい南の海に居て。
サンゴの死骸が砂状になってる部分に
コロニーを作って集団生活してるんだけどね。
チンアナゴが同じ方向を向いてるのは、
潮の流れに乗って流れて来る
プランクトンを食べる為…なんだけどね」

他にもアカエイや
テッポウウオが展示されて居て

”わざにふれる”のエリアの先には
光と影で構成されている
”およぎにふれる”のエリアに繋がっていて

優雅に魚が泳ぐその姿が… 

宙を舞っているようにも見える

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