第108章 やっぱり花より団子ですか?後編 お相手:煉獄杏寿郎 現パロ
繋がっている場所から
お互いの境界線が消えて行って
溶け合って行く様に
ぴったりと馴染んで行く感覚に
溺れながら 身体を重ねて…
「ふあぁ、んっ、ああっ、んっ」
「……ハァ、みくり」
そのまま シーツの波…に攫われながらも
白い海で 絡み合いながら
泳ぐ 2匹の魚になる夢を
杏寿郎と2人で見る
ーーー
ーー
ー
終わった後で まったりとしていると
隣の奥さんは不満そうにしていて
ゴムは途中からって言ってたのに
結局着けないままで してしまったのを
生真面目な性分の奥さんは
やってしまったと後悔してるんだろうが…
「良さそうな感じだったが、良く無かったか?」
「良かった…には…、良かった…んだけど…、
その、納得が…出来ないって言うか…」
「そう、過ぎた事を、
気にしなくても良いだろう?
明日は、夫婦でデートしに行くんだしな」
「デート。うん、デートらしい感じのデート…」
これで泊まる先が普通のホテルなら
デートと言うよりは旅行になるし
ラブホテルに泊まるから デートなんだろうな
その辺りの線引きがどこからなのか…
杏寿郎も言って置いて疑問にも感じたが
身体に残った
ローションをシャワーをして流すと
歯磨きを残してたので歯磨きを一緒に
洗面台で並んでして
水分補給をしてベッドルームへ戻って来て
「じゃあ、電気消すぞ?みくり」
「あんっ、待って…まだしてない…」
いつものおやすみなさいのキスが
まだだと奥さんが言って来て
いつものおやすみなさいのキスよりも
濃厚なキスを交わして
そのままベッドに潜り込むと
夢の世界へと落ちて行った
ーーーー
ーーー
ーー
ー
2023年 4月8日
家からは吹田にあるニフレルまでは
下道を使っても1時間も掛からないから
9時半のニフレルのオープンする時間に
間に合う様に8時半ぐらいに家を出た
天気予報の通りに
昨日までの雨が嘘みたいに
快晴の青空が広がっていて
「やっぱり、杏寿郎はさ…。
晴れ男…なんじゃないの?」
「はは、言っただろう?奥さん。
俺の、日頃の行いが良いからだって」
「はいはい、その話は前にも聞いたしっ。
でも、お出かけするんだったらさ、
お天気の方がいいもんね」
「コンビニ、寄るだろ?途中の」
「うん、何か買おうかな…」