第108章 やっぱり花より団子ですか?後編 お相手:煉獄杏寿郎 現パロ
こっちがされる方なら
至っていつも通りの
うちの夫婦の営みでしかなくて
なんのご褒美にもならないのではないかと
杏寿郎に尋ねてはみたが
ちゅう…とキスを耳元の辺りに落とされて
そのまま ふぅっと耳をくすぐる様にかかる
杏寿郎の吐息はまだ何かしてる
段階でも無いのに 既に熱いと感じる温度で
その吐息が触れた場所から
こっちにも杏寿郎の熱が伝達して
広がって行くのを感じる
「何も…サービスされるだけが、
ご褒美になるとは、限らないだろう?」
杏寿郎は 自分が”したい”方だから
”される”方はあまり好きじゃないが
口癖みたいになってるけど
「そっ、そうかも…知れないけど…でもッ」
こっちの立場からすれば
”される”とか”してもらう”ばっかりじゃ
こう…今は夫婦なんだけど
恋人同士としても…
する されるの関係…になるから
どうなんだろうなぁって…
そんな疑問みたいなのは…
今までにも 何回も感じた事があって
「んっ、だって、いつも、
…して貰って…ばっか…りぃ…んっ」
でも… この 何年もかけて
旦那さんのそうされて 可愛がられる事を
身体の隅々まで 慣らされて
教え込まれた この身体は…
旦那さんが与えて来る刺激には
素直過ぎるほどに素直で
感じすぎるほどに 敏感で
スルッと太ももを撫で上げられるだけで
指先で項の窪みを押さえられるだけで
首筋に口付けを1つ…落とされるだけで
甘い痺れに頭を支配されて
甘い快感に酔いしれるままになるから
「俺にされるばっかりじゃ…、
奥さん的には…、ご不満だって意味か?」
「んぁ、…は、…ん…、杏寿郎…ッ」
どうしようもないから
助けて欲しいとでも俺に
言いたそうな目で…
下からこちらをみくりが
じっと潤んだ瞳で見つめて来るから
そんな顔をしながら
そんな目を俺に向けて
助けを乞う様にして
甘い甘い声で名前を呼ばれて…
「ん、ふ…ぁ、…んんっ、
んっ、はぁ、…キス…して…、杏寿郎」
可愛い奥さんにキスを強請られて…
悪い気なる 旦那なんて
この世に居るのかと疑いたくもなるし
「奥さんは、自分が何もしてないと
思ってるのかも…知れないが…。
俺からすれば…、ご褒美以外の…
何物でも…無いがな…。みくり」
ちゅ…と キスを求められて
それにこちらが応じると