第107章 やっぱり花より団子ですか?前編 お相手:煉獄杏寿郎 現パロ
そう言ってニコニコしながら
こっちへ戻って来て
「え?そうなんだ、やっぱり
ラブホテルに予約なんて…って派が
多いのかな?やっぱり…」
杏寿郎 割と即決で
電話しに行ってたけど
多分だけどあの部屋…
そのラブホテルの中で
一番高い部屋じゃないかな?
まぁ 普通のホテルに2人で
素泊まりするならラブホテルの
良い部屋に泊まる方が安いかも知れないけど
「どうだ?気になる所があるなら
そっちも、問い合わせてみてもいいが…」
「え?良いよ。別に…」
「まぁ、あの時に行ったホテルには…
昼間に行ってみても良いがな」
そんな発想が出て来るのも…
何ともこのそっちにタフな
私の旦那さんらしいお言葉な様な気がする
「どうせ、夜までは時間あるしな」
「桜の宮で楽しむ、造幣局の夜桜と
ラブホテルの旅…1泊2日か…」
「どっかの旅行会社のツアーの
煽り文章みたいだな…。
さて、お湯張りも出来てるし。
8日の宿泊先も決まってるなら、
一緒に風呂にするか?みくり」
無事に8日の宿泊先も決まったので
いつも通りに一緒にお風呂に
入っていたのだが
杏寿郎が自分の頭を洗ったままで
いつもよりも時間が掛かってるから
「杏寿郎、考え事してる?」
「ああ、思ったんだがな。
大阪行くんだったら、デートしとくか?
ここから1時間も掛からないし、
ニフレルにでも行かないか?」
「ああ、万博記念公園の向かいにある。
大きな観覧車がある所?
そうだね、二田からなら、車で
1時間も掛からないし良いかも」
ニフレルには杏寿郎と
結婚する前にデートで行った事があって
杏寿郎が夜桜見物までの時間に
デートにニフレルに行かないかと
声を掛けてくれたので
こっちとしては断る理由が無いので
杏寿郎のその申し出にOKをした
「時に奥さん、今日は
水曜日だが…どうする?」
そうだ…今日 水曜日だ…
「それは…、ここでか…
あっちでかのどっちって…意味?」
「奥さんが…決めてくれていいぞ?
俺は、こっちでもあっちでも…
奥さんが、したい方で…しよう」
そう耳元で
何時もよりも甘くて低い声で
囁かれてしまうと
どうにも杏寿郎を意識してしまって
ドキドキと自分の胸が騒がしくなって
そう言う モードになってしまう
「これ…、使うか?みくり。
蜂蜜の味がする、ローション」