第107章 やっぱり花より団子ですか?前編 お相手:煉獄杏寿郎 現パロ
2023年 4月5日
何時もの様に夕食の後に
片付けを終えた後に
お湯張りをしている時間に
ソファで寛いでいると
杏寿郎が何故か2階に上がって行ってしまって
ソファの上にスマートフォンあるから
スマートフォン探しに行った訳ではないらしい
2階に杏寿郎が行ってから
すぐに戻って来るのかと思ってると
しばらくしても戻って来なくて
ここにスマートフォンがあるから
電話をしてるとかでも無いだろうし
杏寿郎…何しに行ったんだろ?
折角淹れたコーヒーは
ソファの前のテーブルの上に置いたままだし
ここに杏寿郎のスマートフォンがあるから
杏寿郎にLINEしても意味無いしな
同じ家に居るのに隣に居ないだけで
そんな事を確認するのも
それはそれで変な感じもするし
そんな事を考えていると
ブルーライトカットの眼鏡を掛けた
杏寿郎が書斎に置いてる
ノートパソコンを持って降りて来て
「それ、疑問だったんだけどさ。
ブルーライトの眼鏡さ。
杏寿郎、パソコンしてる時しか
してないけどさ。スマートフォンはいいの?」
「それもそうだな…、買ったから
パソコン使う時だけ使ってるが…。
睡眠の質の向上以外には
あんまり意味がないとかとも言うしな。
でも、掛けてると仕事出来そうに
見えないか?眼鏡」
そう言いながら持っていた
タブレットにもなる
小さなノートパソコンの画面を
杏寿郎が見える様にして
ソファのテーブルの上にセットして置くと
「ちょっとした、俺からの
提案と言うか、相談なんだがな」
「8日の日にどこに泊まるって話?」
杏寿郎が申し込みをしてくれてるのは
毎年大阪の造幣局で開催されている
造幣局の桜の通り抜けで
今年の開催期間は4月7日~13日だ
造幣局は大阪の北区天満にあるのだが
造幣局のある場所の
川を挟んで向こう側が桜ノ宮で
関西の人間なら 桜ノ宮と聞くだけで
ああ~あの辺りねぇ(察し)ってなる
ラブホテルの密集エリアになる
桜ノ宮公園もお花見のシーズンには
出店が出たりして花見客で賑わう
大阪有数のお花見のスポットではある
桜の宮と言うだけあって
江戸時代からあの辺りは
花見の名所だったらしいが
桜の宮と実際の地名とは違う名称で
呼ばれている理由は…
櫻宮と言う神社があって
天照大御神を主神としている
その神社の名前に由来している