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ひみつのひめごと【鬼滅の刃/R18】

第107章 やっぱり花より団子ですか?前編 お相手:煉獄杏寿郎 現パロ



「ソメイヨシノは戦後に
焼け野原になった土地に積極的に
植えられたから。これだけ
日本の各地で見られるんだけどさ」

みくりが言うに
他の品種に比べて早くから
花を沢山つけるソメイヨシノは
寿命が60~80年と言われて居て

他の品種の桜に比べると
寿命が短い種類の桜になるらしい

今年は終戦から78年になるから
全国のソメイヨシノが戦後に
一斉に植えられた物であるのなら
確かにそろそろ寿命を迎える頃だろう

「それと、あの違う色味の桜が
関係してると言う事か?
ソメイヨシノのよりも、
病気に強く寿命が長い品種の桜に
植え替えをして行っているのか?」

そんな話をしている間に
花見客が多く賑わっている
音楽ホールの辺りを
対岸に眺める事が出来る
二田さくら回廊の別の
車を停められる場所に到着して

杏寿郎がお弁当を持ってくれたので
折り畳みのクッション性のある
持ち手の付いている
レジャーシートを持って

水仙と桜のコラボレーションを
楽しみながら
二田さくら回廊を2人で
並んで歩く

「ホントに、今日は
気温も高くて、絶好のお花見日和だね。
やっぱり、桜は、青空じゃなくっちゃ」

「それはそうだろ。俺の
日頃の行いが良いからな」

むっと杏寿郎の言葉に
みくりが顔を顰めると

「えっ、それって私の
日頃の行いが悪いって意味っ?」

「適当に言っただけの冗談だが、
もうちょっと、向こうの方まで歩くか?」

お昼のお弁当を食べるのに
他の花見客とは適当な距離が取れて
桜の花が楽しめる
丁度いい場所を探す

「あ、えっと、…あの辺りとかは?」

「そうだな、あの辺りまで行くか。
大分、こっちの駐車場からも
離れてる分、誰も居なくて。
ゆっくり、奥さんと
夫婦水入らずで、桜が楽しめそうだな」

対岸に比べれば
こっち岸の花見客は少ないが
それでも数組の花見客は居たので

その花見客達から
適当な距離を取って
持っていたレジャーシートを広げて座る

さっきイオンモールに行った時に
食料品の所で杏寿郎が
どうせだったらオードブルも
買って行こうと言ったから

明らかに2人にしては多すぎる位の
かなり豪華なお花見弁当になっているが

食べる人が杏寿郎なので
2人分と言うのはある意味
語弊があると言った方が良いかも知れない

「いいね、お花見って感じがして」

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