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ひみつのひめごと【鬼滅の刃/R18】

第107章 やっぱり花より団子ですか?前編 お相手:煉獄杏寿郎 現パロ



二田さくら回廊は
全長が30kmあるが
その中心となるのが
”二田ふるさとの音ホール”と言う
大きな音楽ホールの付近で

二田さくら祭りのイベントが
行われるのもこの辺りで
夜間のライトアップがされるのも
この音楽ホールの周囲だけになる

大きな駐車場のある
二田さくら回廊の中心部なので
当然その辺りはお花見客で混雑するから

「杏寿郎、さくら回廊の
どの辺りに行くつもりなの?」

「ホールのある方側の、向こう岸に
水仙が咲いてる方があるだろ?
まだ、水仙も楽しめるし、
あっち側の川の岸辺にも
ホール側に負けない位の桜の大木があるしな」

桜の木を植えている時期は
こっち岸も向こう岸の桜だって
同じなのだろうから
同じソメイヨシノであるには違いない

「これだけ、日本の各地にある
ソメイヨシノの木って
クローンだって言う話は有名だよね?
だったらさ、その最初の木の
ルーツとかって知ってる?
山桜とは別の遺伝子らしいんだけどさ…
これだけ日本の各地にソメイヨシノがあるのに
その最初の1本には謎が多いって話」

「昔、会社の先輩が漏らしてたが…
確か、上野公園にある4本の桜が
ソメイヨシノの最初の1本候補らしいな」

「一説には、ソメイヨシノは江戸時代末期に、
東京の駒込の染井の植木職人さんが
「オオシマザクラ」と「エドヒガンザクラ」を
掛け合わせて造った品種らしいよ。
桜にまつわるお話と言えば…、
有名なエピソードがあるよね?」

車の窓の向こうには
満開の桜の花が川沿いに
並んでいるのが見えていて

「ジョージ・ワシントンの逸話か?」

「そうそう、その話に
セットになって来る話があるでしょ?
桜切る馬鹿、梅切らぬ馬鹿ってやつね。
あれって、今の常識じゃ
桜も剪定するのがマストなんだってさ」

「桜の木は病気に弱いから、
剪定すると枯れてしまうと、
聞いた事があるんだが?」

「その桜切る馬鹿の話の
印象が独り歩きしてるんだろうけどね?
今、日本の各地でソメイヨシノが
枯れちゃってるんだってさ。
その原因が過密に植えた事と、
剪定をしなかった事らしいんだよね」

花を沢山咲かせたいからと
枝を過密にしてしまう事が
ソメイヨシノが病気になる原因らしく

「確かに…こうして見ていても…
色の違う桜の花があるな…」

ソメイヨシノの並木の中に
濃いピンクの桜が見える

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