第107章 やっぱり花より団子ですか?前編 お相手:煉獄杏寿郎 現パロ
桜は今が丁度満開なのだから
来週はお花見するには
桜も散ってしまってるだろうし
遅すぎると思うんだけど…
でも目の前の杏寿郎は
確かに明日もお花見をするけど
来週もお花見をすると言って来て
「来週じゃ…もう、散っちゃってない?
って思うけど。あ!そうだっ。
明日なんだけどさ、有り合わせで
適当に作るだけだけどさ。
お弁当…、お重に詰めようか?
冷凍してる鶏肉があるから、
唐揚げも作れるし、後は適当にするよ?」
「奥さんが、用意してくれるのか?」
「うん、そのつもりだけど?
いかなごのくぎ煮のおにぎりと。
イカ昆布ふりかけのおにぎりでいい?
鮭フレークもあるから、鮭の
おにぎりもつくれるよ?ああ、
梅干しもあるから、梅干しとゆかりの
おにぎりも作れるよ~全部用意する?」
明日のお花見に持って行く弁当を
適当に作ろうかという割に
既におにぎりだけでも
4種類…作る算段をしている様で
「杏寿郎。お夕飯のお買い物の時に
明日のお弁当の材料も買おうよ~」
もうみくりの中では
明日の花見弁当のお重に
何を入れて行くかなのだろうが
「からあげでしょ~、玉子焼きでしょ?
後は、アスパラのベーコン巻きでしょ。
タコさんのウインナーに、
ブロッコリーと、ミニトマトはあるよ。
キャベツハンバーグにして、
お弁当に小さいの入れる?」
「あれは…危険な食べ物だぞ?
て言うか、今夜はキャベツハンバーグなのか?」
そんな話をしながら
今日の夕飯の買い物をしに行くついでに
明日のお花見のお弁当を作る為の
材料も一緒に買って帰って
1日のお夕飯のメインは
キャベツたっぷりの
キャベツハンバーグで
キャベツの甘さが後を引いて
脂っこさを感じないから
杏寿郎曰く 無限に食べられる
恐ろしいハンバーグらしいのだが
いつも沢山ひき肉を買って
キャベツも1玉スライスして
使って作っても…作り過ぎたかなって
思っても残らない事が多いし
杏寿郎の方から作って欲しいと
リクエストがあるメニューなのだが
明日の4月2日は
お弁当をいつもの時間に起きて用意して
マタニティウエアを扱っている
お店に買い物に行って
それから二田さくら回廊に
杏寿郎と一緒にお花見をしに行く事になった
「随分、嬉しそうだな。みくり」
「お弁当持ってのお花見なんてさ、
久しぶりだな~って」