第106章 夫婦のホワイトデーは… 後編 お相手:煉獄杏寿郎 現パロ
みくりが杏寿郎に
五老スカイタワーから見える
舞鶴の海をバックにして
一緒に写真を撮ろうと言って来て
一緒に青い海をバックにして
写真を数枚撮影すると
「どうだ?良い感じのが撮れたか」
「うん、杏寿郎の方にも送っとくね」
五老スカイタワーを後にすると
再び車に乗り込んで
そこから車で15分程の場所にある
舞鶴と言えば…ここと言う
定番中のド定番のお立ち寄りスポットである
道の駅舞鶴港とれとれセンターへと向かう
海鮮バーベキューや
鮮魚を使った寿司や海鮮丼を
楽しめる他に 鮮魚や干物などの
加工品も購入する事が出来る
「ああ、そうだ。
折角来たんだ。どうせだったら
夕飯に寿司買って帰るか?」
「そうだね、お寿司買って帰ったら
帰りが遅くなっても良いかも」
「ラブホテルに泊まるにしてもな」
「ああ、まぁ…。確かにね…
それにしてもお刺身とかも
お醤油付いてるし、剥いてある
牡蛎も売ってるし。焼いてあって
直ぐに食べられる海鮮串も豊富だね」
「天候を気にせずに、
ここだけで、食べ歩きも出来そうだな。
ちょっとした飲食が出来る
イートインスペースもあるしな。
みくり、どうかしたのか?
イカ焼き食べたいのか?」
良い感じにこんがりとして焼き色が付いて
照り照りになっている
焼きイカを眺めていたので
みくりに声を掛けると
「イカ、美味しそうだけどさ。
ツブ貝もあるし、あっ、あそこ。
練り天売ってるよ!」
練り天を揚げている匂いにつられて
みくりが市場の中を移動して行くので
その後を追いかけて移動して行く
どうやら 干物も売って居るが
売っている店で焼いてくれて
ここで食べる事も出来る様だった
沖縄にある第一牧志公設市場を
もっと手軽にした感じと言うのが
俺のここのイメージだが
白浜にあったとれとれ市場に
近いと言えば近いかも知れないな
俺の鼻は魚売り場のあの
独特の匂いで若干麻痺しているが
そう言えば…奥さん…
この匂い大丈夫なのか?
「なぁ、みくり。
もう、臭いは気にならないのか?」
「もう何ともないよ?
もう、悪阻、終わったみたい」
そんな突然に終わる物なんだな
鼻を頼りに練り天を売っている店について
「何にする?杏寿郎」
そう もう練り天食べる前提で
こっちに話しかけて来るから