第105章 夫婦のホワイトデーは… 中編 お相手:煉獄杏寿郎 現パロ
「奥さん…は、俺の奥さんだろう?」
「……きょ、杏寿郎…?」
「足…、少しだけ…開いてくれる…か?」
少しだけ開いてくれと言われて
こっちは足を少し開くだけだと
言いたげに言っては来るが
少し足を開いた後に
自分がどうなるか…なんて事は…
想像する必要もなく分かってるッ…
性急…
そう 性急に…求められているのは分る
何でそんな風に杏寿郎が感じてるのかとかって
今日の一日の様子…を見ていても
ついさっき そうなった様な気がする…
「ねぇ…、杏寿郎…ッ」
せめて そうなってる理由とか…
聞きたいと思ってるけど…ッ
杏寿郎の様子はそれを許してはくれ無さそうで
こっちの身体を解すのではなく…
そうする事を強要されているのに
近い様なニュアンスにも感じる
「……みくり、力…緩めてくれないか?」
「………ッ…」
よしよしとその手に頭を撫でられてしまって
いい子だから出来るだろう的な
そんな意味のナデナデなのだと
感じてしまいつつも
理由も…聞くなの空気を感じるから
何も言わずに…受け入れて欲しい…が
杏寿郎の言いたい事…なんだろうけど
ススス…と 自分の足を
畳の上に滑らせて
自分の引っ付けていた足と足の間に
少しだけ隙間を作る様にして開くと
ちゅぅ…と 額に掛かっている
前髪をその手が上に上げて額を出すと
優しいキスを額に落として来る
足は強引な感じに足の間を割って来るのに
与えられるご褒美のキスは
優しすぎるほどに優しくて
そのちぐはぐな行動に混乱しつつも
「杏寿郎…、キス…して?」
その混乱をかき消して欲しいとも
そんな風に思ってしまって
杏寿郎にキスを強請る
「…みくり」
「んっ、…ふ、…は…んんっ…」
キスは優しい
こっちの名前を呼ぶ…声も
グイグイと足を割って来る足だけが
こっちの拒絶を許さない程強引で
両足の間に割り入って来た足が
太ももの根元の辺りに到達して
杏寿郎の膝がアソコの辺りに
当たりそうで当たらない場所にまで
上がって来て
ビクッと身体が反応してしまう
「んっ、…あっ、…ぅ…はぁ、やぁ…ぁ…」
「俺を…、拒まずに。
このまま…受け入れてくれ…」
ちゅう…と 触れるだけの優しいキスが
唇に唇を強く押し付けて来るキスに変わって
そのまま唇で唇を食まれて吸い上げられる