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ひみつのひめごと【鬼滅の刃/R18】

第105章 夫婦のホワイトデーは… 中編 お相手:煉獄杏寿郎 現パロ



ぴくっと身体が反応して
小さく勝手に跳ねてしまっていて

背中に回された方の腕で
身体を支えながら固定されつつも
そのまま舌が首筋を這いあがって来て

「ちょ…、杏寿郎…、お風呂…まだッ」

「風呂に入ってないから、
舐めるなって言いたいのか?」

「でも…、だって、汚…っ、い…ッ」

「奥さんは俺の奥さんなんだから、
俺が、風呂に入る前の奥さんの
味見がしたいのは、知ってるだろ?
だったら、…いいな…?」

ぬるっと首筋を這う舌が
そのまま上がって来て
はむ…と唇で耳たぶを挟まれる

「やっ、舐める…のは、…んんっ、ダメぇ…ッ」

「むっ?そうなのか?
なら、…キスなら…良いだろう?しても」

背中を支える様に回されていた手で
手の平で後頭部を腕で背中を支えられて
ぞくっと身体が震えるのを感じた
こんな風に後頭部を彼に支えられる時は
杏寿郎の気の済むまで 深い深い
熱い息が上手く出来なくなる様な
情熱的なキスをされてしまうから

こっちの良いだろうに対して
ダメとは言えずに
その目を潤ませて 小さく首を左右に
みくりが振ろうとしていて
こっちがそうするのに顔を近付けると
そのままいつもの癖の様に
自分の瞼を閉じるから

ぎゅっとその手で言葉にしない代わりに
俺の服を握りしめる様にして
掴んで来るから
身体を支えていない方の手で
自分の服を掴んでいるその手を引き剥がして
そのまま指と指を絡ませてギュッと握ると

片手を繋いだままで
自分の唇でみくりの唇を塞ぐと
そのまま ちぅ…ちぅ…と小さな音を立てつつ
あくまでも 触れるだけのキスを繰り返す

奥さんは 触れるだけのキス…好きだしな

強引に深い方をしたい気分だが
そうするのは少しだけお預けにして

「ん…ぅ…、杏寿郎…ぅ…」

こっちにキスを強制して
受け入れをさせる様な
体勢を取って置いて

与えられるそのキスは

繋いだ手の力の強さとも
身体に回して引き寄せる腕の力とも
アンバランス過ぎるほどに不釣り合いな

こっちにお伺いを立てる様な
優しいキス…しかして来なくて

「…みくり、キス…、してもいいか?」

触れるだけの優しいキスをしながら
もっとキスを…深くしても良いのかと
キスに許可なんて 取って来ないのに…

そのいつもは取りもしない

キスへの許可を求められてしまって

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