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ひみつのひめごと【鬼滅の刃/R18】

第105章 夫婦のホワイトデーは… 中編 お相手:煉獄杏寿郎 現パロ



杏寿郎の話によると

伊根の舟屋の宿には
人生の楽園で紹介されてた様な
自分達の所でお食事を提供してる舟屋と
キッチンを完備していて
自分達で調理が出来るタイプの舟屋と
期間限定で冬のみ食事の提供をしている
舟屋があるそうで

「ねぇねぇ、杏寿郎…」

「あっちの舟屋の宿は…
その辺りどうなんだって事が
奥さんは、言いたいんだろう?
君が言い出しそうな事なんて、
俺も成瀬さんにも分かるからな…
あそこには、島花があったあろう?」

前に南水無瀬の舟屋の辺りに
夜光虫を見に行った時は
宇梶さんの同級生の
お店で夕飯を頂いたのだけど

「あそこはさ、凄いお洒落で
美味しいお店だったけどさ…。
結局、お店に出向くって事?送迎で」

だったらここのシステムと一緒じゃんかと
みくりが内心考えていると
にっと杏寿郎が口の端を上げて笑うから
一緒ではないという意味の様だが

「島花からも、
他の新しく出来ている店からも
デリバリーをしてくれるサービスを
展開するつもりらしいぞ?
要するに、あのエリア限定の
ウーバーイーツみたいなのだな。
ああ、勿論、元々都会で料理人をしていた
オーナーが舟屋の宿をするところは、
そこで、提供されるらしいがな?」

新しく出来て居る店と言う言葉に
あのシャッター通りになっていた
あの町の商店街に新しく店が
出来ているのだと知って
嬉しくなってしまったのは言うまでも無く

「それに、あの辺りの空き家も
新しく、舟屋のオーナーになる人や
店をする人向けの賃貸になってるしな。
今の全国各地で問題になってる、
空き家問題にも一役買ってるらしいぞ?」

「でもさ、空き家もさ状態によったらさ。
すぐに住めるところとさ、
そうでない所あるでしょ?」

「そのな、あの辺りは
高齢者が多い地区だしな。
そろそろ、自分達の家を売って、
介護付き有料老人ホームとかにな、
引っ越しとかをな検討してる
高齢夫婦の世帯も多かったらしいぞ?」

独居の高齢者も居た様で
家を自分だけで維持するのも
大変だと言う声があったらしくて

その地区の中に
独居の高齢者向けのコミュニティハウスを
元々あった大きな空き家を利用して
成瀬さんが水無瀬島の市長さんと
協力してして作ったらしく

幼少期からあの町で生活して来た人達に
観光ガイドの仕事をお願いしたりしてるらしい

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