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ひみつのひめごと【鬼滅の刃/R18】

第105章 夫婦のホワイトデーは… 中編 お相手:煉獄杏寿郎 現パロ



「折角、ここまで来たんだから
聴いてみたくないか?」

「聴くって?」

「鳴き砂の音の事だが?
今日は昨日の雨の所為で
鳴き砂は音がしないからな」

あっちと杏寿郎が
琴引浜から見えている
すぐ向かい側にある建物を指差して来て

緑色の屋根の建物の看板には
”鳴き砂”と書かれている

「あの建物は何なの?」

「奥さんが好きそうな場所じゃないか?
琴引浜鳴き砂文化館、鳴き砂についての
体験学習施設らしいぞ?」

琴引浜の目の前にある
その建物には鳴き砂について
展示されているらしく
鳴き砂の音も聴けるみたいで

奥さんが好きそうな事ができると
杏寿郎が言っていたので
その真向かいにある
琴引浜鳴き砂文化館に向かった

大人300円の入館料を支払って
文化館の中に入ると
鳴き砂体験コーナーが迎えてくれて
と言ってもガラスのボールの中に
鳴き砂が入っていて
綿棒の様な木の棒でその砂を押すと言う
極めてアナログな方法なのだが

ギュムッキュッと言う様な
鳴き砂が鳴く 独特の音を聞く事が出来る

「片栗粉…みたいな感じ」

「片栗粉…、確かに…
この感触は…片栗粉のそれに
近い感じが…しなくも…ない…な」

みくりの例えは
割と的確なのだが
鳴き砂の音を片栗粉に例えて来て
そう言えば前に
水無瀬島でイルカを塗れた茄子と
みくりが例えていたのを思い出しつつ

先に進むとカエルのゆりかごと言う
良く洗浄した鳴き砂と水が
入っている容器を揺すると
水の中で鳴き砂が鳴く音を聞く事が
できるらしい…
現在の日本では水の中で鳴く
鳴き砂は存在していないらしいが
オーストラリアやタイのビーチには
水の中で鳴く鳴き砂が存在しているのだそうだ

その先に待っていたのは
ブーミングサンドの実験装置と言う物で
筒の中に砂が入ってる物だが
ブーミングサンドと言う
外国の砂漠の鳴き砂は砂丘を
砂が滑り落ちる時に”ブーン”と
音を立てるらしく
この装置は筒の中の砂が
穴から流れ出すとブーミングサンドの様な
ブーンと言う音を立てる物らしい

「鳴き砂って、砂浜だけじゃないんだね」

「砂漠にも鳴き砂があるんだな。
奥さんが好きそうなのはこの先にあるぞ?」

この先に私が好きそうな物があると
杏寿郎が言って来て

先にある物に
みくりが視線を向けると
そこにあったのは

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