第105章 夫婦のホワイトデーは… 中編 お相手:煉獄杏寿郎 現パロ
杏寿郎がリフトから落ちたら
危険だからケーブルカーの方に
した方がって言ってたけど
妊娠していようが
して居なくても落ちたら普通に
足位は骨折すると思うので
そう言う問題でもないとこっちは思うんだけど
妊娠する前から…そうだったけど
あの九州への研修の時といい
杏寿郎は心配性と言うか
過保護ぽい感じの所があるから
子供が産まれたら生まれたで
あれこれと言いそうな気もするな…
心地のいい海風を感じながら
山の上にある展望台を目指す
これ後ろに天橋立があるから
このリフトの帰りは
凄い絶景を楽しみながら帰れるなっと
リフトに揺られながら考えていて
こう言うリフトって
前に天橋立ビューランドに
杏寿郎と来た時も
ワクワクしたけどワクワクするなって
あの時に見た時とは
反対側の松傘公園側から
天橋立の絶景を見る事が出来る
それにしても今日は
お天気が良くて良かったな
空も海も綺麗に青くて
天橋立も綺麗に見えるはず…だ
前に天橋立に行った時には
天橋立も一緒に歩いたけど
砂浜と神社と松林しかないもんな
天橋立は遠くから眺めるから
天橋立なんだもんな…
そんな事を考えている間に
リフトは松傘駅に到着して
展望デッキに備え付けてある
股覗きの専用のスペースから
股覗きをしている
杏寿郎の姿をスマートフォンで撮影して
その撮影した画像を杏寿郎の
スマートフォンに送信する
杏寿郎が撮影した天橋立の
画像を見ながら
「知ってるか?みくり。
天橋立は、元々は神々が
地上と天上とを行き来する為の
浮橋の様な物だったらしいぞ?」
「ああ、だから天橋立って言うの?」
「ある日、伊弉諾尊が昼寝を
している間に、浮橋である
天橋立が倒れて今の形になったらしいな」
杏寿郎が天橋立に関する
神話の話をして来て
「ねぇ、杏寿郎、次はどうするの?
成相寺にでも足を伸ばすの?」
この今の場所の近くには
西国三十三か所の札所である
成相寺があるにはあるが
「いや、確かに成相寺は
願い事が叶う寺として有名だがな。
ここまで、来たんだ。折角だしな。
日本最古のパワースポットに行かないか?」
「日本最古のパワースポット…?
そんな物が、この近くにあるの?」
杏寿郎がスマートフォンで
地図を確認しながら
ある方向を指差して
「場所的には、あの辺りだな…」