第105章 夫婦のホワイトデーは… 中編 お相手:煉獄杏寿郎 現パロ
キャンドル作りの受付をしている
スタッフの人に声を掛けると
作り方が分かりやすく
写真付きで書かれていて
ラミネート加工してあるものを渡されて
分からない事があったら聞いて下さいと言われて
無料で出来る体験なだけあって
簡単だから自分達でどうぞ的な
スタイルになって居る様だった
子供用の木製の4人掛けの
テーブルセットが2つ
ロビーに置かれていて
机の上には色鉛筆と塗り絵もあったから
子供が隣のお土産コーナーで
お土産を見たり
チェックアウトをする間に
待つためのキッズスペースと
隣接しているその場所で
色とりどりのパステルカラーの
淡い色合いのモザイクになっている
四角い蝋の塊の中から
それぞれが貰った紙コップに
出来上がりをイメージしながら
下から蝋の塊を積み上げて行く
杏寿郎は赤とオレンジのやつで
暖色系の組み合わせにしてる様で
白い四角い蝋の塊もあったから
色の蝋と交互に白の蝋を並べて
下から順番に七色になる様に
みくりがそれを並べていて
「間に白、挟まなくても良くないか?」
「えぇ?でも、色の主張が
色のパーツだけだと強くなり過ぎるよ~」
コップにすぐに並べないで
自分の前にそのパーツを
数列だけ綺麗にみくりが並べていて
仕上がりのイメージを見ていたので
杏寿郎がそう声を掛けると
みくりがこれでいいと言って来て
どうせこれは作っても
あの砂浜で使うキャンドルだから
ランダムに並べて行ってもいい位だがな…
10分も掛からない程度の
キャンドル作り体験をして
テントに戻って荷物を持って
チェックアウトをすると
駐車場に停めている車の
トランクに荷物を詰め込んで
グランピング場を後にした
丹後半島に来ているし
昨日本当は行くつもりにしていた
日本三景の一つである
天橋立を目指す
グランピング場からは
天橋立は目と鼻の先の距離なので
車を10分少々走らせたら
丹後半島旅行の2日目の
最初の目的地である
天橋立を眺める事が出来る
松傘公園へと向かう為の
リフトとケーブルカーの乗り場に着いた
リフトとケーブルカーは9時から
営業をしてる様でケーブルカーの
方が早く到着する様だが
待ち合わせの時間があるので
一人乗りのリフトの方が早く到着すると
受付の人に言われて
お天気も良かったしリフトに乗る事にした