• テキストサイズ

ひみつのひめごと【鬼滅の刃/R18】

第105章 夫婦のホワイトデーは… 中編 お相手:煉獄杏寿郎 現パロ



ここのいちごのハウスのおじさん
後は適当に食べたいだけ食べてねって
行ってどっかに行っちゃって
今はここには私と杏寿郎だけしか居ないし…

本来なら 今の時間は
いちご狩りをしてる時間じゃないから
それは当然と言えば当然で

杏寿郎の指先が
みくりの唇を確かめる様にして
なぞって来ると
ふにふにと唇の弾力を
指先で感じ取る様にして押して来る

「んっ…、杏寿郎、
ま、待って…ッ、ここ…は…」

「ここは…、俺と君だけだろう?」

「そうなんだ…けど…ッ」

「だったら、いいだろう?
好きにしていいって…あの人も言ってたぞ」

その好きにしていいは
いちごを好きに食べていいよって意味で
ここで好きなだけキスしていいって
意味じゃ…決してない…はずッ

「夫婦なんだから、キスの1つや2つ
勿体ぶらなくても良いだろう?みくり」

勿体ぶってる…つもりなんてないのに
何だかんだ言って…
毎回杏寿郎の言いなりになって
受け入れてしまってる自分が居て
そんな風に許しちゃったら
またこう言う事…したがるって
頭ではちゃんと…分かってるのに

目の前に杏寿郎の顔があって
お互いの視線と視線がぶつかって
その熱い視線の熱量に耐え切れなくなって
みくりが自分の瞼を閉じると
ちゅ…ぅ…っと唇に杏寿郎の唇が
遠慮する様にして触れて来るから

その触れるだけのキスが

遠慮していたのも…最初の
20秒…程度…だけでしか無くて

自分の身体と杏寿郎の身体との間に
腕を入れてその胸板を押して
身体を離そうとするのを
逆に腰に腕を回されてしまって
身体を強く引き寄せられると

お互いの腰と腰が当たる程になって

そのまま腰に当てていた手で
スルスルと仙骨の辺りを撫でられる
こっちが腰…が弱いのを知っていて
わざとそうして来てるから
この旦那さんは質が悪い

「そう、抗わなくてもいいだろう?
あんまり、頑なに抗われると。
キスだけじゃ済まなくなるぞ?」

「なっ……!?それっ、狡い…ぃいッ」

「ん?何とでも言えばいいがな。
どうせ、俺は狡い男だからな」

こっちが腰が弱いのを
知っててそうして置いて
それが嫌ならキスを受け入れなさいと
若干脅迫ちっくに言って来てるのだから

狡い…としか言いようがない…

「それに…、狡いのは…
俺の方じゃなくて、奥さんの方だろう?」
/ 4730ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp