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ひみつのひめごと【鬼滅の刃/R18】

第105章 夫婦のホワイトデーは… 中編 お相手:煉獄杏寿郎 現パロ



嬉しそうにいちごの入った
パックを片手に抱えて
いちごを美味しそうにみくりが
頬張っているから

俺はいちごは別にどっちでもいいが
ホワイトデーのお返しには
いちご狩りは欠かせない物になっている

「もう、来年のホワイトデーには
ホテルのいちごのバイキングに
行ってもいいかも知れないな。
それぐらいの時間なら、
うちの親に預けても良くないか?」

「生後7ヵ月の子をって事?
それは…、まぁ、こんな風に
旅行とか無理だからって意味でしょ?」

「ああ。旅行は無理でも…っと
子連れの旅行…は
どれぐらいからなら行けるんだ?」

そう言いながら今は
私がいちごで忙しいから
杏寿郎がスマートフォンで検索し始めて

「生後3~4ヵ月、半年頃なら
行っても良さそうだぞ?旅行」

「そうなんだ、じゃあ
赤ちゃんと旅行出来るって事?
ああ、確か、そう言うプランあるよね?
ベビ旅プランみたいなの。
お部屋もフラットになってて、
ベビーベッドとかベビーバスとかがさ
最初からお部屋にある感じのプランがさ」

めぼしい赤くなっているいちごを
探して摘み取って口に運ぶと
無言のままの杏寿郎が気になって
いちごに向けていた視線を
隣の杏寿郎の方へ向ける

「どうしたの?杏寿郎…」

「いいな…、一緒に家族で旅行も」

もうこの旦那さんの脳内では
来年のホワイトデーの
家族旅行の事でいっぱいらしく

4ヵ月頃から行けるなら

最初は日帰りからってあるし

おでかけも一緒に出来るんだな

でも その頃って真冬だから
寒い時期だし それを考えると

要ちゃんの旅行デビューは
今ぐらいの季節が良い気がするな

気の早い旦那さんの事だから
県内で割と近い範囲で
それが出来る所を探してるのかも

「それこそさ、バレンタインの時に
行った。無馬温泉の旅館に
ベビープランのある旅館あったよ?」

「無馬温泉なら、家から近いし…
旅行デビューに良いかもな」

「でもさぁ…」

「ん?他に行きたい場所あるか?
ああ。水無瀬島にもありそうだな」

「いや、そうじゃなくて…ね。
旅行の計画する前にさ。
赤ちゃん…、産まないと…ダメじゃない?」

「………」

「……」

お互いに無言のままで見つめ合って

「でもそれは、
時期が来たら生まれるだろう?」

「………時期が、来たら?
勝手には生まれないじゃん」
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