第104章 夫婦のホワイトデーは… 前編 お相手:煉獄杏寿郎 現パロ
そのまま杏寿郎の指先が
大陰唇の間に入って来て
小陰唇の形を確かめる様にして
指についているボディソープを
馴染ませて来るが
びく…っと身体が
さっきの行為の熱が芯に
残ってる身体には…
洗われているだけの事に
性的な…気持ち良さ…を勝手に
感じてしまっていて
ぎゅっと自分の唇を結んで
声が漏れ出ない様にして堪えていると
小さく…ブルブルと自分の身体が震えて来る
くちゅ…と洗われている場所から
水音が漏れるのが聞こえて
洗われているハズなのに…
濡れて来てしまってるんだと
その音からも気が付かされてしまって
こっちが気が付いてる位なんだから
洗ってる杏寿郎だって…
それに気が付いてる訳で…
かあっ…と急に恥ずかしくなってしまって
杏寿郎の胸に自分の顔を
隠す様にして押し付けると
「……みくり…、いいのか?
そろそろ、洗うの…も、俺に
止めさせた方が、良いんじゃないか?」
「んんっ、でも…、
洗って貰ってる…のにッ、
中っ、溢れて来ちゃ…う…からっ…んッ」
「なら、みくり。
奥さんが、その気なんだったら。
風呂…入る前に…、もう一回…しとくか?」
時間は…夜中…だから
多分…他のテントの人も
寝静まってる時刻かも知れないけど…
塀と板とで囲まれているとは言え…
半分お外…みたいな…お風呂なのに…ッ
ここは…ダメ…と
みくりがブンブンと首を振って来て
「声…出せない様にしたらいいんだろう?」
旅の恥は搔き捨てだからとでも
言いたげ…に そう言われてしまって
そのまま口を手で塞がれて
後ろから立ったままで抱かれてしまっていて
一緒に…今は…
湯船に杏寿郎と浸かってる…
「良い湯だな。みくり。
一汗かいた後の、温泉は最高だな」
そう言ってあのいつもの調子で
杏寿郎が笑っていて
やっぱりこの旦那さんは
旦那さんでブレないな…と思ってしまいつつ
お外だったし…確かに
口はちゃんと塞いでくれていたし
時間的な面でも ご配慮はして頂いたけど
なんかこう…それはそれで
今一つ…納得ができないでいる自分がいて
むぅっと頬を膨らませながら
自分達だけしか入らないのを良い事にして
ブクブクと泡を吐き出していると
「その顔は、さっきのじゃ
物足りないって方の顔か?
それとも、話が違うと言う方の顔か?」