第104章 夫婦のホワイトデーは… 前編 お相手:煉獄杏寿郎 現パロ
そうこっちに尋ねて来る
杏寿郎の方は
とても嬉しそうな顔をしていて
それはそれで
こっちとして腹立たしくも感じてしまう
そもそも お風呂場に
エスコートして来て貰った時とは
話が全然違うし…
えっちな事なしの スキンシップを
してくれるってやつはどこへ行ったのかと
それもそれだし…これもこれだ
「ぅうう゛…っ、だって
いちゃいちゃしてないし、
さっきのじゃ……っ、その…ッ」
「そうかそうか。俺の可愛い
可愛い奥さんは、いちゃいちゃ
し足りないし。さっきのじゃ…
イキ足りないって言いたいんだな…。
じゃあ、あっちに戻ったら…
するだろう?やり直し」
そう言ってそのまま
お姫様抱っこで
湯船から運搬されてしまって
ベッドの上に降ろされると
それこそ全身にくまなく
キスをされてしまって
「杏寿郎…、ねぇ、待って…ッ」
「ん?どうしたんだ…?みくり」
「あっ、あの…、イチャイチャは?
そっちの話は、どちらに…?」
「今もしてるだろ?」
「違うっこれは、えっち…なのっ」
「はははは、奥さんは可愛いな。
ちゃんと…、忘れて無いぞ?」
そっちもちゃんとするからと
言われてしまって
結局 そのまままた…杏寿郎に
抱かれてしまって居て
終わった後は… 眠ってしまって居たみたいで
目を醒ましたら
杏寿郎に腕枕されていて
抱っこされてるみたいになってたから
これ…そうだったのかな?と
思ったりしたけど…
不満が残る様な
残らない様な…
この旦那さんだし 仕方ないかと
そんな風に思うと
妙に納得してしまったので
「まだ…夜明け前…か…、寝よ」
そのまま もぞもぞと
体勢を整えると
杏寿郎に包まれながら
もう一寝入りする事にして瞼を閉じた
夫婦のホワイトデーは… 前編
ー 終 ー