第104章 夫婦のホワイトデーは… 前編 お相手:煉獄杏寿郎 現パロ
食べ終わってお腹が落ち着いて来た頃に
花火をしに砂浜まで行こうと
杏寿郎が声を掛けて来て
砂浜まで行って気が付いたのだけど
天橋立のこのグランピング場のすぐ近くにも
数か所グランピング場があるらしく
この周囲にあるグランピング場も
全部成瀬さんの経営している所の様で
その数か所のグランピング場で
共通のイベントとして
砂浜で花火が出来るらしいのと…
週末限定で砂浜をライトアップしていて
天橋立でも砂浜をライトアップする
イベントは去年していたらしいのだが
それにヒントを得たらしく
砂浜のライトアップは毎日してるらしいが
週末限定でそのライトアップされた砂浜に
キャンドルを並べてキャンドルナイトを
しているらしく 毎週キャンドルが
砂浜に描く模様は違うのだそうだ
受けつけのスタッフの人に
グランピングの宿泊客かと尋ねられて
そうだと答えると火の灯ったキャンドルを
2つ どうぞと渡されて
砂浜に模様を描く為に書かれている
ラインの上に前の人の置いた続きで
キャンドルを置いて下さいと言われて
砂浜の上に描かれている
キャンドルライトの絵の続きを
前の人達がキャンドルを置いて行くのに
続いて自分達が受け取ったキャンドルを
その場所に並べる
ビーチカフェバーが設置されているので
キャンドルライトとライトアップを
眺めながら1杯頂く事も出来る様で
ここで並べられているキャンドルを
グランピングの宿泊客は
手作りする体験をする事が各
グランピング場の受付で出来るらしい
「そう言えば、チェックインの時に
手作りキャンドル体験、無料って
なってたのって、ここに使う
キャンドルを作れるってやつだったんだね」
「チェックインの時に、
自分が作ったキャンドルを
持ってここに来て並べる事も
連泊だったら出来るみたいだな」
みくりが砂浜に並んで
模様を描いているキャンドルを眺めて
そのゆらゆらと揺れる光に目を細める
「でも…、自分が作ったキャンドルが…。
この中の灯りの1つになるんだって
そう思うと、自分で並べなくても
それもいいなって思えるもんね」
「だったら、作るだけでも作るか?
明日、キャンドル作って行くか?」
「そうだね、この中のひとつに…
して貰えるんだったら良いかもね」
日が暮れてしまえば
真っ暗になってしまう
オフシーズンのビーチも…