第104章 夫婦のホワイトデーは… 前編 お相手:煉獄杏寿郎 現パロ
プロジェクターの電源をオンにして
ゲーム画面が映し出される
「でもさぁ、2人でするんだったら。
プロジェクターじゃなくていいよね?
そう言えばさ。昔、ゲームセンターに、
こんな無駄に大きい画面で
プレイできる格闘ゲームあったよね?」
スーパーファミコンに
カービィ―ボールをセットして
みくりがスイッチを入れると
タイトル画面が表示される
「カービィボール…か」
「ストⅡの方が良かった?
あれ入れる?初代のストⅡで
同キャラ使用できるコマンド
↓、R、↑、L…」
スーパーファミコン版の
ストリートファイターⅡにある
隠しコマンドを入れるかと
みくりが聞いて来て
「隠しコマンドを入力する
練習をしたよね…?」
「割と、スーファミ時代には
そう言うバグ技みたいな無限稼ぎとか
そんなのがあったな…」
「まぁ、あるにはあるけどね。
switchのゲームにもさ、そう言うの」
懐かしいレトロゲームの話をしながら
一緒にスーパーファミコンの
ゲームを色々とプレイして
「これだけ大きいテントだと、
大人数で遊びに来たいものだな」
「ベッド6つあるし、あそこに
布団も余分に積んであるから
こっちに布団敷いたらもっと寝れるもんね。
みんなでがやがやするのも、
楽しそうでいいね」
「すぐ目の前が海水浴場だしな、
デイユースも出来るなら。
昼にバーベキューパーティーも良いかもな」
12人に対応できるとあって
ウッドデッキにある
専用のバーベキューエリアには
6人掛けのダイニングセットと
ウッドデッキの部分にも
テーブルセットがあるから
「ここは宿泊専用だからさ、
成瀬さんに聞いてもいいかもね。
多分、あるよ。デイユースに
対応してるグランピング場」
「青い海を観ながらのBBQか…
夏はBBQしながらの、ビールが
最高の季節だもんな…。
まぁ、今年の夏は…BBQ…と
言う訳にも行かないだろうがな…」
そうだそうだった
すっかり旅行気分だったけど
私8月には赤ちゃん産むんだし
7月には産休に入るんだから
皆でBBQ出来たらいいねなんて
そんな流暢な事を言ってる場合じゃないんだった
「そっ、そうだね…ッ。
でもさ、7月からはあっちの
中条の家にお世話になるじゃない?
週末は、杏寿郎泊まりに来るでしょ?
だったら、あっちの家の庭でできるけどね」