第104章 夫婦のホワイトデーは… 前編 お相手:煉獄杏寿郎 現パロ
右手にはドームテントが2つ
引っ付いている大きな
コネクティングテントがあって
左手には普通のドームテントがある
12名対応しているだけあって
大きなウッドデッキには
プライベートガゼボと
ビーチベッドにお洒落な
専用の焚火のピットもある
「あっちの大きなテントには、
プロジェクター完備らしいぞ?
懐かしのゲーム機もあるらしいから、
夕飯まであっちで寛いでゲームでもするか?」
「懐かしのゲーム機??ゲームするする」
2つドームテントがコネクティングで
1つの大きなテントになっているので
2人には十分過ぎる大きさのテントに
杏寿郎と一緒に入ると
「杏寿郎ッ!!これっテントの中に
ガーランドとか、ついてるよ?
それにベッドの上にハートの風船いっぱいある」
お誕生日会みたいと言いながら
みくりがベッドに吸い寄せられて行って
色んな色のハートの風船を抱えて
こっちに見て見てと見せて来る
「成瀬さんの仕業だろうが…、
グループで遊びに来てるならまだしも…
夫婦の2人旅には、どうにも…
このテントは広すぎる気がするがな…」
杏寿郎が予約したのは
普通の定員4名までの
ベッドが2つある
スタンダードドームの方だと言っていて
このテントのアップグレードは
成瀬さんがした事なんだろうけど
多分 このテントの中の飾りつけも
成瀬さんからのサービスだろうなって
でも 元々このテントの中には
網とか浮き輪とか浮き球とかが
飾りつけされていて
マリンテイストな内装になっているのを
更に飾りを足してあるから
賑やかなパーティルームみたいになっていて
「まぁ、これも。
成瀬さんの趣味なんじゃない?
折角なんだしさ、ゲームしようよ
って、懐かしのゲームって
スーファミじゃんか。確かに懐かしい」
スーパーファミコンが置いてあって
その隣の箱には何本かソフトがあって
この他にも管理棟に電話をすれば
レンタルできるソフトがあるらしい
「何が出て来るかと思ったら…
まさかの、スーファミで来たか…」
「偶にあるよね?スーパー銭湯で
休憩所にスーファミある所。
何が良い?マリオカートする?
ドンキーコングとか、テトリスあるよ」
「懐かしいが、懐かし過ぎるな…」
「ちょっと世代ずれてるもんね。
でも昔のゲームってさ、
結構難易度がシビアなイメージするけどね」