第104章 夫婦のホワイトデーは… 前編 お相手:煉獄杏寿郎 現パロ
「じゃあ…、もう一回出来るな…」
そのままもう一回と
言われて杏寿郎に抱かれて
終わった後に寝オチしてしまって様で
気がついたら日付…変わってたけど
パジャマ…着てたから
風邪引かない様に着せてくれたんだろうけど
明日の朝は…一番に
一緒にシャワーしないとな…と
そんな事を考えながら
もぞもぞと杏寿郎の方へ身体を寄せて
そのまま 満たされた気分を感じながら
ウトウトとしていると
ぽこ…っと下腹の辺りで
胎動…を感じて
よしよしと自分のお腹を撫でる
前までは今のがそうかな?って
胎動と言うのがこれなのかが
わからなかったんだけど
この頃はこれがそうなんだなって
分る様になって来て
ご飯を食べた後とか
お風呂に入ってる時とかに
普段の時よりも
要ちゃんが動いてる感じがするし
今みたいにして
横になってる時にも…
他の刺激が無いからか
動いてるのをしっかりと感じる…
この ぽこっぽこっとした
赤ちゃんが動いてるって感覚が
心地いい感覚がするから
ふふふ…と思わず
声を出して笑ったしまいそうになりつつも
そのまま みくりは
満たされた気持ちのままに
眠りに落ちて行った
ーーー
ーー
ー
2023年 3月18日
AM 7:15
生憎 その日は厚い雲の多い曇り空で
天気予報では雨が降るかもと言っていたので
「そう言えば、今日は雨の予報だったか…。
だったら、今日は。予定を変更して。
雨でも行ける方にした方がいいな」
リビングのカーテンを開いて
外の天気を確認していると
杏寿郎が頭をタオルで拭きながら
私の隣に立って外を見ると
そう言って来て
「8時には家、出るんだよね?
適当な簡単な物だけど
朝ご飯出来てるよ?食べて
片付けたら出るでしょ?お家」
簡単な物と言ってるが
春キャベツが出始めてるからと
作ってくれた
キャベツハンバーグを
多めに作って置いていたのと
白ごまがたっぷりと入った
春キャベツの酢の物
オクラとキャベツの味噌汁に
玉子焼きに買い置きの納豆と
常備菜のキャベツのゆかり和えもあるから
「春はキャベツか…」
「それは春はあけぼの的な感じ?
春キャベツ美味しいよ?
あさりの佃煮もあるじゃん」
丁度今はアサリが旬だから
夜に砂抜きをしたアサリを
佃煮にしてくれていた様で