第103章 ある夫婦の3月のお話 お相手:煉獄杏寿郎 現代パロ
そのまま イチゴを食べ進めて
大きなイチゴを食べきると
ツンと杏寿郎が指先で
みくりの唇を撫でて来て
ちゅ…とその指の先にキスをすると
ちろ…っと下を爪の先に這わせると
チロチロと…舌で指先の
爪の際と指の境界線をなぞって行く
「俺の指…も、君は
食べるつもりか?みくり」
「杏寿郎が…、イチゴだけじゃなくて。
指も、食べて欲しそうに…
してた…のに…?」
「イチゴ…、食べさせて貰えるか?」
もうイチゴを食べさせた後に
自分の指まで
杏寿郎にしゃぶられる落ちまで
しっかりと見えては居るが
もう 付き合いも長いんだから
期待通りの展開は裏切らないだろう
みくりがイチゴを手に取って
ヘタを取ると
「杏寿郎は…、練乳居る?」
「いや、イチゴだけでいいが…?」
杏寿郎がじっとこっちの顔を見つめて来て
その挑発的な視線に見つめられると
どうにも落ち着かない気分になって来る
杏寿郎が口を開いて
杏寿郎の口にイチゴを押し込む様にして
ぐいぐいとみくりが捻じ込むと
もぐもぐと杏寿郎がイチゴの
大きさもものともせずに平らげてしまって
ギュッとイチゴを持っていた手の
手首を杏寿郎に掴まれて
ちゅ…ぷ…っ と杏寿郎に
イチゴを持っていた指を
しゃぶられてしまって
「指…は、食べなくて…っ、いいから…ッ」
「なら…、こっちなら良いんだな?」
そう言って頬に手を添えられて
唇を唇で塞がれてしまって
ちゅぅちゅぅ…っと音を立てて
唇を食べられている様にキスをされる
「ん、ふ、んッ、はぁ…んっ」
「みくり…、君から、
イチゴの味がするな…」
キスで絡め合った舌からも
イチゴの味がするし
鼻腔を掠める匂いもイチゴの香りで
イチゴの味のするキスをしていると
身体をソファの上に倒されてしまって
グイっと杏寿郎の足が
こっちの脚の間に割り込んで来て
キスを交わしながら
服の上からサイドのバストラインを
その指先がなぞる様に撫でて来て
「んっ、はぁ…、杏寿…郎ぅ…」
「まだ…、時間、あるだろう?みくり。
急いで、夕飯の支度しなくても…いいだろ?」
そう耳元で杏寿郎が囁き掛けて来て
ゾクゾクと背筋が震えるのを感じる
耳の縁を舌が這って来て
その舌が首筋へと下って来る
ちゅう…と跡が付かない程度に
首筋に吸い付かれて